THE CAREER 「大人の『学び直し』最前線」 ~メモ~

出演者:田中研之輔さん、村上臣さん、小宮山利恵子さん

田中さんプレゼン
変幻自在の「キャリア形成術」

法政大学キャリアデザイン学部教授

プロティアン・キャリア

大学授業はすべて「オンライン」

学びの重要性と緊急性

コロナ禍の今こそ「学び直し」の時間と捉える。

学び直しのカギは「自宅でどう過ごすのか?」

自宅をどう変えるかが大事。

戦略的思考が大事
外出できない状況を活かす「戦略的思考」が大事
これからの未来をいかに戦略的に学ぶのかを考えることのほうが大事。

プロティアン・キャリアとは?
組織と個人が共に成長し続ける術

プロテウス
変幻自在に姿を変える神のこと
ギリシア神話

プロティアン(=変幻自在)視点とは
・社会変化に適合する組織的深化
・組織成長を牽引する個人的深化

組織に囚われるのではなく、個人によって作り出されるキャリア
外的に決められる成功の基準ではなく、心理的成功を得たいという内的なもの。

プロティアン・キャリアとは自己との契約のことである。

プロティアン・キャリアのキーワード
・継続的に学びを続けること
・年齢は関係ない

アイデンティティとアダプタビリティ
アイデンティティとは、なぜ学ぶのか?なぜそれをするのか?
アダプタビリティとは、何が求められているのか、今何をすべきか?適合性

この掛け算が大事。

今できることは、新規ビジネス創出、ビジネスモデルチェンジの準備
そのために不可欠な実践的知識を身につける。

ビジトレ

1. 現状をは把握する
2. 目的を設定する
3. 適度の負荷を与える
4. 徐々に強度を高める
5. 日常的に継続する

読書量が日本人は極めて少ない。1週間で4時間くらい。
インド、タイ、中国、フィリピンが多い。10時間くらい。

1週間あたりの読書量

日本では4時間くらい。

アメリカでは週に200ページ読む。のが日課。

圧倒的にインプットが足りていない。

日本人はインプットのトレーニングが足りない。

3つの資本
ビジネス資本、社会関係資本、経済資本

今何が起きていて、これから何が起こるのかを考える。

計画:螺旋的なキャリアプランが必要

焦点:キャリアキャピタル分析

蓄積した無形資産の棚卸し

キャリア形成のKey Factors
キャリアプランニング 計画的時間の可視化
キャリアトランジッション 自己変化への移行と変化
キャリアキャピタル 資本の蓄積と戦略的転換

アウトプット型でキャリア資本形成

小宮山さんプレゼン

自分の価値を高める「学び方」

職業寿命:50年
企業寿命:25年

健康寿命:80年

自分が看板がなくなったときの、市場価値を意識する。

自分の価値(信用)を高めるための5つのステップ
1. 自分を棚卸しする 自分は何が好きなのか?何が得意なのか?自分の資質は何か?自分の仕事はどこまでテクノロジー、AIに代替されるか?
2. 人材における自分のポジションを確認する ”起承転結”人材モデル
3. オンラインで学べる スタサプ、Netflix with English、Udacity
4. 足で稼ぐ アイデアは、既存の要素の新しい組み合わせである ネットで手に入る情報にビジネスでの「優位性」はない 「足で稼いだ情報」に優位性がある。五感を使う活動をする
5. 発信する 発信すると情報が集まる 自分を知ってもらえる。自分はどの経済圏に需要があるか確認する タグ付けが大事
アウトプットまでが学び直しのサイクル

学ぶことは稼ぐことになるということをもっと意識するべき。

ディスカッション

なぜ、日本は学び直すビジネスパーソンが少ないのか?

日本人は学びについて誤解している。

「学び」とは実践のために足りないものを「補う」行為
知的好奇心、学ぶことが喜びになる。

学びのアップデートは、心理的成功につながる。

終身雇用が学び直しを阻害することもある。

日本人は先進国一学ばない。

転職する人が少ない。
転職するのが当たり前ではない。
40歳までに転職したことがある人は、半分いる。
40歳は遅いのではないか。

自分で管理できる時間は増えている。

この1ヶ月はサバティカルな期間
サバティカル=職務を離れた長期休暇精度、長期間勤めている大学教員に採用される事が多い。

学びのアップデートには一定期間の「深化」が必要。

学びが必要ではないと思った時点でそこでおしまい。

海外のビジネスパーソンは何かしら目的を持っている。学び直す社会人が多い。アメリカはキャリアのために学び直す社会人が多い。

LinkedInの社員はどのくらい学んでる?→外国籍の社員は能動的に学ぶ「意志」がある。学び直しの「補助制度」が会社にある。

海外のビジネスパーソンは勤務する「国」を限定しない。 日本はある程度マーケットが大きいので、その意識は低い。日本から出ていこうとしない。

日本人はコロナのような「危機」がない限り読書しない。
日本人はインプットが足りないという事実をもっとシェアするべき。

学び=学校に通うことではなく、日常でスキルを磨くこと
自分の仕事のプロフェッショナリティーを培うこと。

iPhoneは新しくなる、パソコンは新しくなる、高機能になる、なんで自分の頭、脳みそはアップデートしないままなのか?
これが勉強することにつながる。

学び直しで重要なのは、マインドセットである。

マインドセットを変えるには、ライフスタイルを変えること。

学びを習慣化するには、日常の延長線上に組み込む。
歯磨きしたあとに読書をする。

インプットするときのおすすめの方法
・Googleアラート Googleが探してきてくれる。
・書店での情報収集 自分に足りない分野の地図を広める 時間を決めて本を読む。 トレーニングするように読む。

RANGE 知識の幅が最強の武器になる という本
専門化より、知識の幅がある方が成功しやすいことを解き明かした本。

最初に「幅」をもたせて、学ぶと効率的に成長できる。

ジャグリング、種を蒔く
色んなものに興味関心を持って、学んでみる。

同じ学びを続けるより、「未経験の分野」で負荷をかける。

脳をアップデートしていく。

マルチアイデンティティの形成が重要。

あなたはこれしかできない、と言わないこと。
子供扱いしない。

料理はいい。五感を使う。

学び直しのステップとして、環境を変えてみる。
時間を意識する。

学びとビジネスを切断せず、直結させること
連動させること。
行き来するようにする、繋がっているから。

この方向性に進むであろうと思う方向性に学ぶ。
市場の拡大が予想される分野の本を読んでみる。
本はつまみ食いすること。

ビジネスに生きる読書はつまみ食い。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?