「好き」はとてもパワフル

嫌いなものは、次に好きになるものだから、世の中には好きなものしかないのかも、という感じのことを書きました。

何かが好きである、というのはとてもパワフルなことだなあ、というのをテレビの番組で見ることがありました。

たぶん、まだCOVID-19で騒がれる前の企画だったと思います。多分再放送か何か??

来日された海外の旅行客に、来日理由を聞いて、許可を得て密着取材をする番組でした。

出演されていたのは、アメリカ国籍の夫婦。

なにやら二人の出会ったきっかけは日本のアニメファンが集まるサイトだったみたいで、二人は「北斗の拳」が好きで意気投合して、結婚に至ったとのことでした。

そして、新婚旅行と称して、「北斗の拳の作者、原哲夫さんに感謝を伝えたい」と来日されたとのことでした。

集英社や関連会社にアポ無しで突撃して、番組の通訳の方とかも(多分)協力して交渉して、なんとか原哲夫さんに会おうとしたのですが、結果的にそれは叶いませんでした。

そうだろうなあ、と思ってはいましたが、事情を聞いた原哲夫さんは二人に

・連載初回の原画

・カラーイラスト

を見せるのを許可してくれたそうです。

そして、その当時進められていた「海外翻訳版の北斗の拳」のコピーかなにか?をプレゼントされていました。

粋ですよね。

それくらいこの夫婦の「好き」が原哲夫さんに届いたからなのだと思います。

強く、長く、「好き」を持ち続けて、発信していると、とんでもない力になって戻ってくるものなのですね。

好きでいる方も、好きの対象の方も、双方が幸せ。

「好き」はとてもパワフルです。

また、たまたまYouTubeでみていた、「オードリーに合わせたい人がいる」と、実際にスタジオでオードリーに会う番組でもすごいパワーを感じました。

オードリーの若林さんのことがすごく好きな女性がいて、出演されていたのですけど、好きすぎてなのか、なんの感情なのか、泣いているんですね。

好きな人に実際に会えて、近くにいられて、話ができるのに、その人は泣きっぱなしだし、距離を取ろうとするし、、、「え?嫌ってるの?」と思えるような態度を取るのです。

好きすぎて、大好きで、何が何だかわからなくなっていたのでしょうかね。。。

「好き」ってすごいパワーだな、と改めて感じました。

「世の中は「好き」なもので溢れている」と先ほど紹介した記事でも書いていましたけど、本当のところはこの世の中はなにかよくわからない「パワー」で満たされているのでしょうね。

好きは自分も相手もポジティブにさせるパワーがあります。「嫌い」は次の「好き」なのだとしたら、「嫌い」もポジティブなパワーの源かもしれません。

「嫌い」で衝突している相手のことも「今後、好きになるかも」と思ってみていたら、ポジティブなパワーの循環になるかもしれませんよね。

「相手がこっちのことを嫌うから、こちらも相手を嫌いになる」みたいな「嫌い」の循環ではなく、「そのうち好きになってポジティブを届けるかも」と思って見ていられると良いのかもしれません。そうしたら争いもなくなるかな??

実際は「好き」を向けられる対象って広くないのですけどね。

好きを広げた分だけ、その強度は落ちそうな感じしますし。

相手を焦がすほどの好きも、広くなんでもOKの好きも、同じ好きで、集中させるか拡散させるかの違いですね。

なんて言いながら、最近の私は「好きと嫌いの線引きを減らす」試みをしています。

好きでも嫌いでもない。けれど無関心ではない。そんな境地を目指しています。

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