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(恋)愛について

愛について立ち行かなくなったときに、あなたを支えるかもしれない推薦書。わたしも刺激を受けるものにあうたびに更新していきます。

愛するということ 新訳版 https://www.amazon.co.jp/dp/4314005580/ref=cm_sw_r_other_apa_i_h9npEb5MQPR04

愛することは技術である。
技術であるがゆえに、鍛練が必要なことであると。
思想家、哲学者の本を読んだことがあるでしょうか。
むずかしいと思われるかもしれません。実際そんな文章もあります。
けれど語り口の難解さを越える、愛の新鮮な捉え方、冷静な視点をいつももたらす名著です。
愛のイメージによくあるような、ロマンティック、情動、ときめき、そのような側面からではなく、たくましく生き抜く戦略を説くような本作。
著者エーリッヒフロムとしては、《自由からの逃走》のほうが有名かもしれないのですが、こちらも色褪せない素晴らしさがあります。

仕事ができて、小金もある。でも、恋愛だけは土俵にすら上がれてないんだ、私は。 https://www.amazon.co.jp/dp/4847094395/ref=cm_sw_r_other_apa_i_..npEb65QTYF0

わたしは書店のいわゆる恋愛本コーナーが苦手です。
なんだかピンクめいた表紙たち、成功者として笑みを浮かべる作者のカバー、怖いもの見たさでちょっと手に取りたくなってしまう絶妙なタイトル。
恋愛指南書にお金をかける意味は正直いまもぴんとこない。
のですが、この一冊はAmazonで定価でポチる価値がある、と言えます。

恋愛がしたい。そのために好い人に出会いたい。そのために自分磨きが必要らしい。そこまではわかっているのです。
でも、そもそも、恋愛って何のためにするのでしょうか。
恋愛をすることは手段であって、たぶんそれ自体が目的ではないはずです。
恋愛をして手にいれたい、補強したい自分の価値観をそもそもわたしたちは理解しているのでしょうか。
前の恋人と別れたのはその価値観すらぶれていたからではないでしょうか。

読みすすめるごとにそんなことに向き合っていく感じなので、すごく読むのがつらい一冊でもあります。
もう恋愛本の枠を越えている(と言えるほど恋愛本読んでない気がするけれど)、人生論のカテゴリーにいれてもいいかもしれない。

いま恋愛したいと願いながらも、不倫をしていたり、その場しのぎのセックスに溺れていたり、または恋愛市場に踏み込めないでいるかた、その他現状の恋愛に腹落ちしていないかたに手にとってもらえると良いなと思います。
そして読みながら耳が痛いな~~と感じられたらそれでこの本を読む価値があったということです。
なんていうんでしょう、東京タラレバ娘(東村アキコさんの漫画)を読んでいるときの感覚に近いです。
耳障りがよくて無害で、ただ気持ちが良い本ではないです。
しかし、快感と引き換えにきっとあなたにとって良い薬になるでしょう。

ちなみに著者桐谷ヨウさんは男性で元遊び人の方です。男性の書く恋愛本、ってなんか素敵だと思いませんか。
鋭い文章の下地にあるのは桐谷さんの器の大きさと、やっぱり愛なんだと思っています。

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なんのステマでもなく、金銭のやりとりもなく、ただの一般人のレビューですが、すこしでも本の良さが伝わればと思い書きました。
素通りでもちろん構いませんが、もし気になれば読んでください。

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幅広く知識をあつめたがり。人の話は聞きたがり。あと助平です。誰かと同じ言葉でわかりあえるというのは素敵だなといつも思っています。都内在住。院生。20代。