深ーく心に響くのは、ヴィジュアルではなくてサウンド

グラフィックデザインを中心として、ヴィジュアルをつくることが仕事なので、ヴィジュアルに関する興味関心は強く、視覚情報の影響の大きさも実感しています。

造形の美しさはそれだけで人を惹きつけるパワーがあるし、言葉で説明しても伝わりづらいことを図にしたり、こんなイメージですか?と参考の画像を用いたりすると会話がスムーズに進む、といったコミュニケーションを円滑にするという役割もあるからです。
(参考記事:人種を超えて、職種でつながる楽しさと豊かさ


美しいわ、コミュニケーションもスムーズにできるわで、ヴィジュアルってやっぱりすごいなーと思っていたのですが、最近になって「サウンド」の影響力に興味が向くようになってきました。


というのも、科学やアート系の本を読んでいた時に、どうやら心深く記憶が残るのはヴィジュアルではなく、サウンドだということが書いてあり、その理由にとても納得したからです。

そう、私たちが胎内にいる時に唯一、外界との接触があるのが「聴覚」だから。胎内で聴覚の機能ができてからこの世界に誕生するまで、どのくらいの日数かは分かりませんが、視覚よりもずっと前に働いているのだから、当然と言えば当然ですよね。


ヴィジュアルのように即効性があって、分かりやすく感じられるものよりも、そこまで記憶に残るとは思いづらいけれど、持続的に響くサウンドの方が、普段は忘れているけれど、どこか深く心に残るものとしては優位なのかもしれません。


ヴィジュアルはもちろん大好きなのですが、サウンドにももっと注目してみたいと思いましたが、いかがでしょうか?

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?