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文学を着る:ブルックリン発のブランド”Out of Print“

「一瞬一粒(ひとつひとつ)に想いを込めてつくる」。東京都大田区の和菓子屋さん:wagashi asobi

スウェーデン発 煮出しコーヒーブランド:Lemmel Kaffe(レンメルコーヒー)

私が素敵だな、と思う小さなブランドを紹介してきましたが、今日はニューヨーク・ブルックリンのブランド”Out of Print(アウト・オブ・プリント)“の紹介です。


文学を着る」をコンセプトにしたオンラインショップで、世界の名作の表紙をプリントしたTシャツなどを制作、販売しています。

ファッションを通じて、世界の偉大な小説を世に知らしめる」ことをミッションとしているブランドで、デジタル時代にアナログのかっこ良さを見事に商品化した、とても素敵なブランド。そして、商品が1点売れるごとに本1冊を「Books For Africa」に寄付することで、アフリカに書籍を寄贈してもいます。

こう書くと正統派なお堅いブランド?と思われるかもしれませんが、そこはニューヨークのブルックリン生まれ。とてもさりげなくてクール。そして製品がかっこいいです。


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どこかで見たことのある表紙があったかと思いますが、いかがでしょうか?

Tシャツがメインですが、もっとたくさん商品があります。靴下、下着、トートバッグ、アクセサリー、ノート、マグカップなどがあり、女性用、男性用、子供用、赤ちゃん用など幅広く展開しています。最近は、コロナ禍の影響でマスクの販売も始めたようです。


ブランドのミッションや、寄付をしていること、商品デザインも素晴らしいのですが、何よりもこのブランド名”Out of Print(アウト・オブ・プリント)“。日本語にすると、「絶版」という意味ですが、「え?まだ本を買って読んでいるの?」と「最先端」の人たちは思うかもしれないこのデジタル時代に、「絶版」というブランド名をつける発想!

堂々とした姿勢と、オリジナルの本の表紙をそのまま使った、大胆かつシンプルなデザインとで、自信と誇りを感じます。こういうところにニューヨーク(ブルックリン)らしさを感じ、かっこいいなぁ、と思ってしまうのです。

また、私は読書が好きなのと、グラフィックデザイナーということもあり、本のデザインや装丁を見るだけでも、胸がときめく習性を持っているので、かなりストライクゾーンなブランドなのです。
※ちなみに、今日のメイン画像は、私の卒業論文の”The Great Gatsby(華麗なるギャツビー)”です。このイラストが最高にかっこいい!


日本の輸入代行サイトもいくつかあるみたいですが、オリジナルのウェブサイトの方が商品数が圧倒的に多いですし、価格も安い(正規料金)です。割と頻繁にセールもやっているので、私はオリジナルから購入されることをおすすめします!

Out of Print(アウト・オブ・プリント)


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