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ユアミトスブログ Art Work HALKA

はじめまして!
ユアミトスのアートワークを担当させていただいているHALKAと申します。

せっかくブログを書く機会をいただいたので、今回はアートワークをどのように作っているかについて書きたいと思います。
今年描いたものの中から、ピアノのアートワークを例に挙げます。

まず、ボスこと政美さんよりご連絡をいただき、
「アクリルキーホルダーにも使えるようにピアノ全体を描いたイラスト」を描くことが決まります。

政美さんとやりとりをする中で、「茶色の猫脚のグランドピアノがいいのでは」という話になり、モチーフが決定。
「スタインウェイ O-180ルイ15世モデル」を描くことに。

ちょうど親戚の結婚式に行ったらロビーにグランドピアノが置いてあったので、絵になりそうな角度で写真を何枚か撮っておきました。
このグランドピアノを下敷きにしつつ、スタインウェイ O-180ルイ15世モデルの資料を見ながら描いていきます。

私は楽器をモチーフにたくさん絵を描いていますが、ここ数年は「メーカーや型番がしっかりわかるように・その楽器をやっている方ややったことのある方に喜んでもらえるように」を意識して描いています。
描くメーカーや型番が決まったら、よく中古で販売しているその楽器の紹介動画を見ます。
中古だとキズがどの辺に入っているかを見やすくするためにかなりアップで映してくれるので、構造が把握しやすくて助かります笑
(スタインウェイ O-180ルイ15世モデルはあまり詳しい資料を見つけることができなかったので、もしかしたら細かいところが違っているかもしれませんが…許してください…)

ピアノ部分が描き上がったらお花や鳥を描いていきます。
以前ユアミトスさんのアートワークでピアノの鍵盤部分をアップで描いたことがあるので、

基本的には同じ鳥・同じお花で構成します。
鳥はシジュウカラ。
ネクタイをしているように見えることからチョイスしました。

楽器と鳥を組み合わせる時は、実際の鳥の大きさは二の次で、絵として美しく見えるような大きさとバランスで配置していきます。
1羽だと目立たないので2羽にしました。
ストーリー性も出ていい感じ!

お花はピアノ担当のともこさんの誕生花のオレンジの花を中心に構成しました。

次に背景色を決めます。
絵の印象を決める大事な色です。
ともこさんが可愛らしくて優しい雰囲気の方だったので、優しいピンクを配置。
背景色が決まったらそれに合わせて線画の色やピアノの色、葉の色などを調整します。

これで完成!
としたいところですが一枚絵としてはなんだか寂しい…
ので飾り付けをすることにしました。
ループ状のお花を配置したり、なんとなくミュシャっぽくしてみようかしら…と星と枠を配置したり。
いい感じになったら描き込んで完成…!

最後の方はフィーリングでの説明になってしまいましたが、いつもこんな感じで描いております。
以前はモチーフごとにボールペンで描いてスキャンして組み合わせておりましたが、最近は液タブを導入したので最初から最後までデジタルで描くことが多いです。

アートワーク担当特権でデモを早い段階でいただけるので、聴きながらよく作業します。
デモ段階から既に素敵なので、仕上がったらこれ以上素敵になるのか…と思いながら聴いてます。
仕上がりもいつも惚れ惚れです。

これからもユアミトスの世界観を表現するお手伝いをしていければと思います。
より魅力的な表現ができるように精進してまいりますので、今後もどうぞよろしくお願いします!

サポートいただきましたらユアミトスの活動費にさせていただきます。どうぞよろしくお願いします。