おすすめnote詩「レタス」

タイトルは「レタス」だけど、たぶん主題は「レタス」ではないのだと思います。

「レタス」→「死」→「ドライブ」→「独白」のように話が展開されています。まるで関連があるようにスムーズに進むのですが、こうしてみるとあまり関連はないような気もします。

スムーズに感じるのは、詩全体が作者の一人語りだからなんでしょうか。作者と作者の自意識の会話と感じるところもあります。

文章は所々に、念押し、繰り返し、自問自答が散りばめられていてリズムを作っています。個人的にはこういうリズムがとても好きです。

「その程度なんだね」
「その程度がいいよ」

ここの突き放している自分と諦念の自分が一瞬で俯瞰されている感情が伝わってきます。

「本当に帰るところがあるみたいに車を走らせるんだね」

ここの文章もとても素敵です。

自分のなかの言葉の音量がとても大きい時、言葉は次から次に連なっていって、止まらなくなる時があります。そうして自然に詩ができる時がありますが、そういう風に出来上がった詩なのではないかという印象をもちました。

夢は詩のコンテストを主催することです。サポート頂けましたら運営資金に使用させて頂きます。優勝者の詩は例えば新聞広告の全面で発表する、などを夢見てます。ですが当面はインタビュー時のコーヒー代。謝礼等に使用させて頂きます。