ミュージックビデオ撮影のドタバタその2

おはようございます☆

いつも行くスポーツジムには大浴場があるんですが、
大きさで競うつもりはないのに負けた気分になってしまうのは本能のせいだと気づいたシンガーソングライターの結木裕です。

さて、
今日は昨日の続きですが、
昨日のnoteの引き続きなんですが、（昨日の投稿をまだ読んでない人はまた読んでね）ちょうど２年前に敢行した僕の曲「river」のミュージックビデオ撮影の思い出をただただお話ししたいと思います。（撮影当日編）

昨日お話しした通り、撮影日として用意してたのはこの一日のみ。
もし雨だったり誰か来れなくなったり撮り漏れがあったりしたらMV歓声が難しくなる状況。曇りでも雰囲気が出なくてだいぶ質が落ちますよね。。
（普通はちゃんと予備日を備えとこうねｗ）
でも、当日はビックリするぐらいの好天気！！(笑)
（どんなんだったかはMV確認してみて下さい笑→「river　MV」）
そんでスケジュール的には主役の女優アサノアズマさんと監督チームの栃下晴紀くんとケルヴィンくんと、朝６時半に南海難波駅前で集合（早。。）
車に乗り合わせてすぐに伊丹へ移動。
ドトールコーヒー横の駐車場に車を停めて、オープニングの朝の空模様を撮影☆
そのまま少し歩いてJR伊丹で他の撮影スタッフも集合し、駅前のレンタサイクルを借りて全員で自転車をチャリンチャリン☆（この時点で楽しいｗ）
まず猪名川の神津大橋付近に向かい、シャボン玉を吹く老夫婦役の地元伊丹のお二人と、今回ロケ地、エキストラキャスティングやコネクティングを本当に色々手伝ってもらったタックンと合流。
早速そのメンバーで撮影できるシーンの撮影です☆
うつむいて歩いてるところに老夫婦のシャボン玉が飛んでくるシーン
ボールが転がってきて投げ返し、家族に手を振って微笑むシーン
リバ子（主人公）が涙を落とすシーン（あれ、本物の涙です。凄くないすか！？）
早速ハイペースで撮り進めていき少し時間をオーバーして
ＪＲ伊丹駅へ。
そこでは彼氏役の俳優：白川優弥くんと喫茶店でフラれる役(笑)の俳優：立花簾くんと合流☆
早速駅前のカリヨンの鐘前にて、リバ子と白川君がデートで待ち合わせの様子を撮影。このシーンは冬の設定だったので、撮影は春ですが思いっきり着込んだ衣装にチェンジ☆
そんで和気あいあいと移動して
駅から徒歩５分ぐらいの「三軒寺前広場」にてお母さん女の子親子役のあかりさん親子と合流☆
うつむき歩くリバ子に走ってきた女の子がぶつかってしまってお母さんの所へ走って帰っていくというシーンです。
そして同時にリバ子と白川君がいちゃついてデートするシーンを撮影。
ここは夏のシーンだったので、結構寒かったんですけど二人とも半袖に(笑)
ありがと☆

その時、僕は「いたみイースターまつり」の特設ステージにライブ出演する為、ライブの準備へ。なのでこの間は撮影は皆にお任せっす。
でもあらかじめ絵コンテでしっかり全員でイメージを共有できてるからお任せしても僕の意図と外れる不安は一切無かったし、実際仕上がり見てもほんまイメージ通りの映像で凄いと思った(笑)
これは大人数で仕事を進めるうえで非常に重要だと思うけど、
「リーダーが任せれる環境」を作るのは大事だと思う。
なんでもかんでも「自分がやります！」ってなりがちだし、人に自分のイメージをしっかり伝えるのって本当に時間がかかるから避けがちだけど、それをしっかりしておく事で最終的にはいい物、良い環境が出来てチームが充実すると思うんです。
この場合は超伝わりやす過ぎる絵コンテ（→絵コンテはこちら）と念密な打ち合わせがこの環境を作りました。
＃イキナリ仕事っぽい話

そんなこんなしてる間に僕の「いたみイースターまつり」ライブステージへの出演時間です。
１曲目に弾き語りで「恋/星野源」をやって
その後ろでオープニングのリバ子が僕のステージ前を横切るシーンの撮影をしてくれてた。（ＭＶご確認を）
ここで小さな女の子が実は恋ダンスをおどってくれてるんです！ｗ
しっかり可愛い映像が残っていて奇跡(笑)
そして２曲目として「今日実はＭＶ撮影を行なっていまーす。今からライブ風景を撮影しますので、ご覧の皆さんも是非エキストラご参加下さーい」と言って音源を流し１番のサビ部分のライブ風景を撮影。
カメラ３台で色んな角度から追ってくれてたんですが、映像に他のカメラマン映り込んどるがな！(笑)
これはこれでここでネタになるから面白い(笑)

その直後に阪急伊丹駅近くの雰囲気溢れる喫茶店「畑中珈琲店」さんへお邪魔。（もちろんアポイント取ってるよｗ）
ここでは「街を歩くリバ子が、喫茶店で喧嘩するカップルを見付けて自分と重ね合わせてしまってさらに落ち込む」というシーンの撮影。
ここで喧嘩カップルの女子役の女優「森下ユウキ」さんと合流☆
立花簾くんと森下ユウキさんのお二人の喧嘩の内容は「カレーにソースをかけるかかけないか？」だったそうです。その末ビンタて。。。

そして
朝も来た猪名川の河原へ移動。
ここではスタッフが伊丹駅で集合して連れて来てくれた大勢のエキストラさんたちが待ち構えてくれてました☆
でもいよいよ夕日が沈んできてます！
ここでは２番目と最後のサビのシーンを撮影。

２番目のサビ。
河原を歩くリバ子が目を瞑ると
色んなイメージが頭をグルグルしてしまう様子と少しずつモヤモヤが晴れてきている心境を
いろんな不可思議な登場時人物が現れる事で表現しました。
風船を持って走り回る女子高生たち。
ギターを弾いて歌う結木。
いきなりピンクで金髪のダンサーmayaさん。ｗ
いきなり現れる和太鼓奏者（白川優弥くん）
いきなり現れる武士（立花簾くん）

そしてラストのサビのシーン。

落ちサビでは結木が歌いながら歩いてるとギター（neroさん）とベース（HIDEさん）が横からヌ～って現れるシーンｗ
徐々に登場人物を増やすことで、少しずつ雰囲気が明るくなってるよという心境を表現しました。

そんで大サビでは僕がカメラを天に飛ばして
地上に戻ってくると急激に人が増えてて一気に楽しそうな雰囲気☆
でも夕日がもう沈んじゃう！！(笑)
早く早く！！！でした(笑)

ここではリバ子がヘッドフォンを外して、わいわいの中に引き込まれるというシーンがあります。

そう、このMVドラマの全ては「主人公リバ子の心境」を色んな形で表現してて、
その代表として、朝の喧嘩して家を飛び出し直後に付けた「大きなヘッドフォン」。
これはリバ子の心を「塞いでる物」の象徴でした。
その道中で色んな人に出会い、色んな光景を見て
自分が抱えてた悩みや苛立ちが少しずつ溶けていって、
最後に悩んでても仕方ない！彼のもとへ帰ろう！っていう心境の流れです(^-^)

ふわふわと飛んでいくシャボン玉に見る自分の不安定な気持ち。
喧嘩というものを一歩引いて見てみた時のバカバカしい気持ち。
仲の良い親子に見る自分の将来像。

そんなリバ子の揺れ動く心境をこの約５分のMVにまとめてみました。

そして、、、

うわ！仕事行かないと！！！やばい！

ではまだまだ書きたい事がいっぱいあったんですが時間切れです！！！(笑)

皆さん今日も素敵な一日をっ(^^)/

シンガーソングライターの結木裕でした☆

～お知らせ～
2020.4.26(sun) 結木裕 素敵ライブ
「magic hour contrast～音と光のポロリズム～」
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