僕の尊敬する背番号１は今も先輩！あなたですから

左腕本格化投手の一学年上の先輩

右バッターの内角ひざ元へ ズバッと決まるストレートが決め球

投げ終わると、帽子が斜めになるのが、決めポーズ

とにかく野球が大好きで、走り込みだろうが、投げ込みだろうが、練習後のピッチャーだけ居残りで行う筋トレ特別メニューだろうが、暗がりで行うシャドーピッチングだろうが、何をしている時も爽やかな笑顔を振りまく先輩

毎日の努力を惜しまないそんな先輩に　後輩の僕は憧れた

先輩と走り込みで学校グランドを３０周するのだけれど

体育館の横にある非常階段の昇り降りでは

先輩ファンの女子バレー部員達の応援付き💛（キャーッ！）

不謹慎な僕は　

僕のことも応援してくれていると　勝手に思い込むことにした

ある日　いつも様に 投げ込みの後のグラウンド３０周メニューをしていると

いつもの様に僕は　２５週目には 周回遅れになってしまいそうになる

アレレ？　いつもなら

すぐに僕を抜き去っていく先輩が 今日は一緒に走ってくれるのかと思いきや

「俺、甲子園に行きたいんだよ！」　

そう言うと、先輩は　ツーランクぐらい　走るスピードを速める

先輩と僕の間の距離は  いつも以上にドンドンドンドン 離れていく

太い腕とか、背が高いとか、顔がカッコイイとか、

先輩と僕とでは　外見が大きく違うけど

野球に対する思いが もっと大きく違うんだと僕はやっと気が付いた

そして　先輩達　３年生の最終試合も終わり　

僕の憧れの先輩は

超無名の普通のこの中学校から

はじめて甲子園常連校へ進学していった

🔥三浦知良さんの言葉🔥

夢は叶わない時も当然ある

でも思いや努力はいずれ報われるということだ

意欲あるところに何かが生まれる　

思いの強いものが勝つ

僕の尊敬する背番号１は　今も先輩！あなたですから

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