私的2010年代映画ベスト10
2010年代ももう終わるということで私的2010年代映画ベスト10をまとめてみました。できるだけ多くの国から、面白さだけでなく時代を反映も重視。
まずは『アベンジャーズ/エンドゲーム』。というよりMCU。
説明不要。この10年を駆け抜け世界を変えた映画を超えた何か。これは外せない。
日本統治下の台湾で起こった原住民セデック族の反乱、霧社事件を映画化した『セデック・バレ』。
セデック族を演じている人の大半は俳優でなくタイヤル族の人々。彼らが伝え残し続けた民族の歌と踊りの力に魂を揺さぶられる。
一大ムーブメントがまだ続いている『この世界の片隅に』も当然。
戦争と日常を地続きに描いた日本アニメの最高傑作。劇場に老若男女様々な人がいたのがとても印象に残ってる。
30年ぶりに復活を遂げた『マッドマックス 怒りのデス・ロード』。
思い出補正をぶっ飛ばした最高の復活作。魂が震えるこれぞ世紀末映画。
香港のアクションスター、ジェット・リーが肉体的な強さではなく心の強さを演じた『海洋天堂』。末期がんになった男が自閉症の息子の為に最後の時を奔走する感動作。
撮影期間12年! 毎年少しずつ撮り続けてキャストが実際に年齢を重ねる『6才のボクが、大人になるまで。』 。
当たり前だけど、そこにはリアルな年月がある。子役だけでなく、夫婦役の二人の年の重ね方にも注目。
ロボットVS大怪獣というロマンにハリウッドが正面から取り組んだ『パシフィック・リム 』。
デルトロさんがついに世間に通じる代表作をつくってくれた! 文句のとけどころなしの王道作。
日本でもリメイクされた韓国の『サニー 永遠の仲間たち』。
韓国映画のパワーはどれもすごいけど、その中でもこれが一番の力強さと感動を感じた。
スターウォーズの一作目の前日譚となる『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー 』。
完成度の高いスターウォーズ作品でありながらアルカイダから見た9.11を描く今までにないギャレス・エドワーズの真骨頂。
10年代は東日本大震災を抜きには語れない。最後に震災の映画を一本。『唐山大地震』。
76年の中国の大震災を描く映画だが、ストーリーの中心はその後の30年の人の心。中国映画は時々すごい良作がある
いかがでしたでしょうか。
2010年代私的ベスト10。ただし、寅さんがランクインしてくる可能性あり。