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NO!一丁食い(一種類を食べきってから次を食べる食べ方)

一丁食いとは

食事の時に同じおかずだけを食べ続けて、それが終わったら次のおかずに移るような食べ方を「一丁食い」とか「片づけ食べ」とか言うらしいです。このような食べ方は日本ではマナー違反と言われるのですがなぜでしょう?ちなみに日本で良しとされる色んなものを順番に食べるのを「三角食べ」と言います。一丁食いは時代に合わない単なる古い習わしなのか?意味なんかないのか?直す必要があるのか?の考察記事です。

一丁食い賛成派の意見(ネット及び知人の意見から)

1.食事の時にどの順番で食べようが勝手ではないか?2.熱いものは熱いうちに食べたい。他の物を食べていたら冷めてしまうではないか!3.悪いというなら理由をしめせ!世界的にみれば3角食べの方が少数派ではないか!と、おおむねこの3パターンでした。食事の時に変なルールで縛られたくないのは良くわかります。自分ひとりの食卓なら全くの自由だと思います。

一丁食い反対派の意見(主に私の感情的意見)

皆の食事が終盤になり、空いたお皿を片付けようというその時に、そのおかずに全く手を付けていない。「食べない」ならともかく「まだ食べてない!」と怒り出すのはいかがなものだろう?一人何個とか明らかなものならいざ知らず、野菜炒めとかスープとかその他のだいたいの人数分で用意しているものだと、周囲に大変な気を遣わせることになるのです。気を使って残しておくと「食べない」と言い、片付かないからと食べてしまうと「食べたかった」という。あらかじめ食べるかどうかを問うてみれば、「食事が進んでそのおかずの順番が来た時の胃の余裕を見ないと分からない」と言う。食事中に「のどが渇いた」というが、みそ汁飲めよ。と。*頭の中には具体的な人物が思い浮かんでますので少々感情的な物言いです。

マナーとはなんぞや

「なんだ あいつ・・・」と後ろ指差されないためにはどうしたら良いんだろう?と、古今東西の誰もが思い「これで良いんじゃない?」ということでまとまったのがマナーとか常識というものでしょう。中には誰も存在すら知らないような謎のマナーもありますが、一丁食いは上記のように他人に迷惑な行為です。マナー違反として認定されているということは「なんだ あいつ・・・」と、思われる行為だという事です。実際、「なんだ あいつ・・」と私は思ってますし、迷惑してます。

三角食べ

マナー違反としての一丁食いを取り上げてますので、まずはマナーで考えてみます。一丁食いが「食べた」「まだ食べてない」と他人に気遣いを要求するのに対して、三角食べはその気遣いを求めません。食事が終盤になれば「これ、誰か食べちゃって」で済むんです。「他者」がいる状況である認識が不足しているがゆえに一丁食いはマナー違反なのです。次はマナー違反ではないものの損をしている点です。「熱いものは熱いうちに食べたい」という意見がありましたが、コース料理でもない限りおかしな理論のように思います。熱いうちに食べられたような気がするのは1種類のみですよ。もうひとつ、「口中調味」というのがあり、おかずやご飯が口の中で出会うことによりよりおいしく感じるというものです。以前、三角食べの習慣のない国の人に三角食べをさせてみたところ、おいしさの広がりに衝撃を受けるという実験をテレビでみました。

個人か社会か

話を大げさにしてまとめると、一丁食いは「個人」で、「三角食べ」は社会です。自分だけの完全プライベートでは好きにしてくれて構いませんが、みなと食卓を囲むという時には「社会」を意識した食事作法が求められてしかるべきと考えます。「マナー」って周りにみんなのためにあるのです。

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