見出し画像

歯車がようやく動き出す

書き留めていた文章達。書き残している文章を読み返して、苦しいながらも、もがきながらも前を見ていた自分を自分で肯定できる日が来てよかったと、心から思える。昔書いた文章をきちんとここに残していく。

この私がいたから、今ここにいるなと。同じように悩んでいることもあって、成長してないのでは!?と思うけど、それもまた、愛おしいと思える自分でありたい。

これは、2年前のこの時期に書いたもの。新卒1年目、大学病院外科病棟。甘くなかった。弱かった私。今だったらもっとうまくできたかな。。?

いや、多分同じな気がするww

自分を大切に。

"あなたがしあわせなら それでいいんです"

今日の写真展にあった言葉。しあわせになろう٩( ᐛ )و

 


<歯車がようやく動き出す>2018/2/4

しんどかったけど
今もしんどいけど続けてきてよかった


年明けてから気持ちがキツイことが続いた
・患者さんに余計な時間をかけないこと
・タイムマネジメントをしなさい

そう言われ続け
時間を気にしまくった。
がしかし、
重要なところも見落とすし
最低限のことさえできていないのに
時間がかかり怒られる


挙げ句の果てに、
患者さんが亡くなる3日前、
痛いと訴える彼女に胸をさすってあげることさえもできない自分に腹がたった。

自信をなくし、
自分が怖くなり、
大切なものを失うほんの一歩手前まで追い込まれた。

タイムマネジメントもできない
自分の大切にしたいこともできない

何もできない自分との向き合い

マジでキツかった。
絶望感、すごかった。


ずっとやりたい看護を曲げずに、
やれることをやってきた

でも、変な目で見られ続けて怖かった。

自分に正直になれない環境と
自分の能力の低さに耐えきれず
初めて白旗を振りました

看護師にはプリセプターという制度があり、入職直後から勉強を見てくれる先輩が一応います。

私のプリセプターは8年目のベテランナース。

ベテランすぎて質問もなかなかできないし、
ましてや忙しい病棟だから先輩の足を止めて質問しよう、や
ご飯行きたいです


なんて言えなかった


でも、自分がきつすぎて、

先輩にラインした


「もうキツイかもしれないです。ご飯先輩と行きたいです」

と。

そしたら、「気づいてあげられなくてごめんね。すぐにでも行こう!明日でもいいよ!」

って言ってくれた。

勤務後に一緒にご飯食べて、
私のやりたいことやいま職場でどんなことを思っているのか赤裸々に話した。

ちゃんと聞いてくれて、
「辛かったね」って言ってくれた

勉強頑張りたいこと、いままで周りに伝えてこなかった。
真面目だなー。。めんどくさいな。。って思われたくなくて言えなかったけど、
言えた。

そしたら、いつでも課題出しておいで!見てあげるから!と。


たった、それだけなんだけど、
とってもとっても気持ちが楽になった

仮面を被り続けなきゃ仕事やれないってどこか思ってて、

わかってもらえないってどこか思ってて、

勝手に自分で判断してたけど、

伝えてよかった


先輩に伝えられた次の日、
夜勤でした。

その夜勤で、さっきの患者さんの出来事があったんです

「痛いよ!痛いよ!」
って、おばーちゃんに、癌性疼痛が猛威をふるうの。

その度に、頻呼吸、頻脈。
酸素濃度の低下。

見てて辛かった。

なのにすごく忙しくて、痛いところさすってあげることもできなくて。

先輩に話して昨日元気もらったのに。。結局私は何もできないんだ。。って感情に押しつぶされた夜勤だった。

朝、申し送りが終わって患者さんの記録の入力、見直しをしてた

そしたら主任さんがきた。

「ちゃんと回れた?もう帰れる?」
って。

さらっと私に言っただけじゃなく、隣に座って聞いてくれた。

その安心感に、
自分の夜勤のエピソードを話した。

夜勤の受け持ち人数が多いこと
患者さんが痛いというのにそばにいれないこと
できる看護師ってなんですか?

って。


そしたら、
あなたの看護観間違えてないよ
そーやって葛藤できている子は必ず伸びるから
今は出来ること少ないかもしれないけど少しずつやれることも増えるから。
いま、1年生や2年生でテキパキ仕事出来る子はいるかもしれないけど、その子たちは今後伸び悩むよ。って。

だから、私は看護師向いてないとか思わないでほしいって。

管理職の私はあなたたちを働きやすくマネジメントしないといけないのに、それをうまくできてなくてごめんね。
って。

少しでもいい病棟にしていけるように一緒に頑張りましょう。分からないことは聞きなさい。一緒に先輩と学びなさい。先輩だって、完璧じゃないの。だから先輩も一緒に学ぶべきよ。少なくとも私はそうやっていきたいと思うわ。だから分からないことがあったらどんどん聞きなさいって。

涙が止まりませんでした。
誰もわかってくれないって思っててごめんなさい。こーやって、私は愛のある場所で自分を伸ばそうって思った。ただキツイだけでは頑張れませんでした。でも、そんな自分に気づけて良かったです。


二日間で病棟に2人も味方がいると思えた日でした。


やっと、気持ちが、行動が前へ動き出しそうです。

2年目になる前にもう少し喰らい付こうと思います。

2年目からはもう少し動きます。

きつかった1年目、
収穫の多かった1年目、

すげーキツイけど
大学病院を選んでよかった

たくさんのエピソードが自分を
葛藤、怒り、喜び
を生んでくれる

踏ん張れ、私。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?