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僕がドラえもんを好きな理由

こんにちは、ヨシモトです。

珍しくゆっくりできたので、久々に映画ドラえもんを観ました。『ドラえもん・のび太とアニマル惑星(プラネット)』

”ピンクのもや”や”二ムゲ”を観て、その恐怖感に久々にゾクゾクしました(笑)


僕は小さい頃からずっと春休みになると兄弟みんなで映画ドラえもんを観に行くのが何よりの楽しみだった。

小学校の時に近くの映画館で「ドラえもんお絵かきコンテスト」があり僕はそこで『ドラえもん百面相』というタイトルで、あらゆるドラえもんの表情を描きまくった作品がなんと金賞に選ばれ、映画館に展示され、その時の映画に無料ご招待を頂いたのは本当にいい思い出。(怒ったり、泣いたり、笑ったり、ネズミにびっくりして気絶したり・・・とにかくドラえもんの豊かな表情が大好きだった)


でもそれは、ただ単に「かわいい~」とかじゃなく、僕にはちゃんとドラえもんを愛する理由があるな、という話。


環境問題を教えてくれたのはドラえもん。

映画を改めて観ると凄い思う。藤子・F・不二雄先生への未来への危惧感を。

今回たまたま観た『アニマルプラネット』もそう、『雲の王国』もそう、『日本誕生』も『宇宙大戦争』も『ブリキの迷宮』も。だいたい根底のテーマは被ってしまうものの、それは「環境問題」であったり「人間の冒涜」。


2020.東京オリンピック開催の年。

あの『AKIRA』が「未来を予想していた・・・!」などと都市伝説的に盛り上がっているけど、僕としては映画ドラえもんシリーズだって、しっかり人間の未来を予知していたと思う。環境破壊による現状とか、科学文明のいきすぎによるメカの逆襲とか。


これは普段のテレ朝の”30分番組”にはなかなかないもの。「のび太いじめられる→道具に頼る→頼り過ぎて痛い目くらう→(友情ってやっぱり大事)」みたいなことが30分アニメのテーマ。あれはあれで好きですが、やっぱり映画ドラえもんは藤子先生のメッセージ性がバシバシ来る・・・!


リアルタイムで映画館に行っていた当時はそんなこと考えずにただただドラえもんのストーリーを追っかけることに必死だったけど、今、大人になってから観るとまったく観点が違うから面白い。

そしてそれがほぼ現実になっているから、そ”二ムゲ”や”ピンクのもや”よりよっぽど怖い。人間って怖い。


日本はアニメの国として名高いけど、アニメーションを通じてただそれが「Kawaii!!」とかじゃなく、クリエーターが本来アニメーションを通じて伝えたかったメッセージ性が伝わり、そして大人になってからそれがいい風に影響していけばいいと思う。


クリエーターが死んでも、作品は死なない。

映画ドラえもんは、21世紀を予言していた!?

それ言い出すと、鉄腕アトムとかもそうなんでしょうね。

クレヨンしんちゃんは何も予言していないのが素敵。あれは家族愛がテーマですね。


【番外編~僕の好きなドラえもん映画~】

①雲の王国…☆☆☆☆☆雲の世界も魅力的だけど、ドラマニアとしてはアニメ(マンガ)で登場したキー坊が最後に総まとめしてくれるところが秀逸。

②ブリキの迷宮…☆☆☆☆★最初は魅力的に見えたホテル「ブリキンホテル」の地下室のあの怖さったらありゃしない!=子供向けホラー映画!!でもあの迷宮を攻略したいワクワク感、からのまさかのドラえもん故障!からのチャモチャ星でのドラえもんなしでの攻略作戦!!でも、最後の糸巻き巻きはギャグに終わらせようとしてて少し残念。それでもナポギストラ一世vsドラえもんのメカvsメカのクライマックスは見物。

③のび太と恐竜…☆☆☆★★映画シリーズ最初の作品として荒さもあるけど、のび太の本来の優しさが前面に出てて好き。キャンピングカプセルのエレベーターに乗りたい。出てくる道具も空気砲とかタケコプターの電池が切れたり、シンプルでいい。和製ジュラシックパーク。

クスっと笑えたら100円!(笑)そんなおみくじみたいな言霊を発信していけたらと思っています。サポートいつでもお待ちしております。