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いつまでも あると思うな 推しと時間 〜嵐初心者のアラフェス2020感想〜

嵐については、正直あまり詳しくない。

ぶっちゃけメンバーの名前と顔と、曲はシングル表題曲(だいたい有名なやつ)+αくらいしか知らない…。でもテレビに出てるのを観るのは好きだし、個人的な好感度は高い。いつかライブにも行ってみたかったけど今年いっぱいで活動休止だもんなあ…

えっ嵐の無観客ライブ配信!? あのFC会員ですらチケット取れないことで有名な嵐のライブが観れるんですか!? っていうかFC会員じゃないのに観ていいんですか!?(?)

というノリで一般チケットを購入した人間の話です。

とはいえ、本当に何もよくわかってなかったので、一応事前にYouTubeに(公式で)あがっていたアラフェス2012や「untitled」のコンサート映像を観る、Apple Musicであまり聴いてこなかったアルバム曲を聴くなどしてざっくり(本当にざっくり)予習しました。ちなみに、アラフェス2020開催日の11月3日が嵐の日というのもこの段階で知りました。

嵐に限らずどのアーティストにしてもそうなんですが、ライブではもちろん有名曲だけやるわけではなく、「テレビなどのメディアではあまり流れないけどライブでやると盛り上がる曲」とかがあるわけです。

アラフェスのようなファン感謝祭的なファンのリクエストで構成されるライブやコンサートでは、それらに加えて「アーティスト側はあまり重要視してなかったけどファンからすると実はメチャクチャ好感度高い曲」みたいなものも浮き彫りになります。

ちなみにわたしはstep and goという曲がメチャクチャ好きです。(MVと櫻井くんのラップ部分がかっこいいから)

アラフェス2020(Part2)の個人的感想

一般組なのでPart2しか観れてないんですが、これ全部通しで見たら面白かったんだろうなあ…というのがまず一つ(そりゃそうだ)。

Part1で「言葉より大切なもの」が歌唱されたと知った時には膝から崩れ落ちました(同居人が好きな曲なので)(同居人もFC会員ではない)。あと「PIKA★★NCHI DOUBLE」「僕が僕のすべて」あたりも好きなので聴きたかっった〜〜〜〜!!! ここはFC会員の特権ですね。

とはいえ、Part2の初っ端から過去の嵐メンバーの数々の写真をバックに「5×20」を歌っているのを観て速攻で心が奪われました。20年という時間を歩んだ彼ら、またそのバックグラウンドを想うと、よく知らないながらも目頭が熱くなります。というか個人的に「過去から未来への流れ」を表すような演出が好きだったりするのでそのツボに入りました。

あとは一応ざっくりでも予習していたので、シングル曲や馴染みの曲でなくても「おーこれ聴いたぞ!」って思う曲(「CARNIVAL NIGHT part2」「素晴らしき世界」「Sugar」)もあり、なかなか楽しめた方じゃないかと思います。

そして個人的には「君のうた」がとても好きなので、シングル曲4位に入ったとのことで聴くことができ、とても嬉しかったです。相葉くんの伸びやかなソロが響き渡って素敵だった〜!

演出面で言うと、メチャクチャ言われてると思いますが誰もいない客席にペンライト(風の照明)を配置するというのはなんだかユニークでいいなと思いました。色鮮やかに輝く客席が映るたびに、「いる」気持ちにしてくれて、自然と心が温まる感じがして。少なくとも、スタッフしかいない客席が映るよりは味気なさは軽減されるかなと思いました。(たぶん予算があるからできるんだろうなとも思いますが…)

また、その一方で無観客配信であることを活かした表現(客席を海にする、国立競技場いっぱいに文字を出すなどのCG合成)(「カイト」で風船を飛ばす)も登場。ウィズコロナの世の中で今後活発になるであろう配信ライブの、ひとつの可能性を垣間見ることができました。

そして何より、無観客なのを忘れてしまいそうになるくらい、嵐の皆さんがとても楽しそうにパフォーマンスしていて本当によかった! わたしは嵐の皆さんのこと、そのバックグラウンドについてはほとんど知らず、5×20の映像作品(Music clips、コンサート映像)だけ買った本当にただのミーハーです。そんな我々ですらも優しく包み込んでくれるような笑顔と、それに劣らない歌唱やダンスの力強さには心を打たれましたし、アイドルってすごいなあと思いました。ファンになっちゃうよあんなの。こうして嵐大好きおばさんの誕生と相成りました。

あれ? 「Step and go」……、まあいいや(※ランク外でした)

いつまでも あると思うな 推しと時間

すっかり嵐の皆さんを応援したくなってしまったわたしですが、活動休止まであと2ヶ月を切ってしまいました。その前にこうして嵐の皆さんのコンサートというものを少しでも観ることができてとても良かったなと思っています。

(以降余談です)

わたしの推しは別にいるのですが、そのうちの1人は以前歌手活動を休止していました(現在は復帰して活動中)。その時もラストライブが行われ、結果的にわたしが上京して初めて行ったライブになりましたが、今度いつ目に焼き付けられるかわからない彼女の歌う姿を近くで視ておきたい、という思いが強かったのを覚えています。そうでなくても、日々推しの「いつも応援してくださる皆様へ」みたいなニュースリリースにビビりながら毎日を過ごしています。

※例えば地下アイドル界隈でも、(あくまで観測範囲内ですが)解散や活動終了という形をとるグループが見られます。それはコロナ禍における状況の変化であったり、コロナ関係なくメンバー間の様々な事情であったり、ひとつひとつの詳しいことは汲み取れませんが、色々なことが渦巻いて、わたしたち(当事者、ファン)を翻弄しているなあと言う気持ちでいます。

SMAPの解散もそうでしたが、嵐の活動休止発表は「永遠や不変なんてない」というショッキングかつ当たり前の事実を改めて我々(「ファン」や「オタク」たち)に自覚させる一つのターニングポイントになったと感じています。

個人間にも出会いと別れがあるように、推しとファンにも始まりと終わりがある。それは言ってしまえば当然のことですが、わたしたちはしばしば推しがずっと存在し続けてくれるという確信めいた夢想に囚われてしまうことが少なからずあります。しかし、その夢想はファンの勝手な妄想でありながら、生きる希望となっているのも事実です。

ここで言っておきたいのは、解散または活休するアーティストがそれを壊しているとか、そういったことではありません。むしろ、「推せるうちに推しておこう!!!!!」ということです。推しにあなたの声が届くうちに、推しに会いに行けるうちに、推しが我々に伝え届けてくれるように、あなたもまた推しに伝えて、届けていこうぜ!!!! どうせなら「きっといつかは…」と悲しみ嘆くより、最後の最後まで推しに最高のコンディションでパフォーマンスして欲しくないですか?と思うのです。

我々ファンとしても、前向きな気持ちで推しと向き合って、最後の瞬間まで手を繋いで「大好き!!!!!」を伝えられたらいいですよね。

…と、嵐の活動休止がきっかけでアラフェスを鑑賞したミーハー女は思いました。

あと事後ですがアラフェスグッズ買いました!!!! (注文がアラフェス当日だったので届くの活休後)(物販情報知らんかった)

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