よっち

短編やら他の人にはどうでもいいことを書きます。自己満足ですがいつか他人に認められるよう…

よっち

短編やら他の人にはどうでもいいことを書きます。自己満足ですがいつか他人に認められるように。

最近の記事

心霊スポットで会いましょう。壱

 何かしたい。何かワクワクすることがしたい。なんでもいいから。そんな若さ全開の気持ちを満たしてくれるものの一つとして心霊スポットに行くというところが男達のアホらしく可愛い部分である。スタンドバイミーかよ。  その時は僕を含めて4人でいた。4人というところがスタンドバイミー感が出て良い。 1人目がN。彼は専門学校を卒業し就職をした。今年で社会人3年目になる。そんな彼は社会の歯車という普遍的かつ一般的である自分に嫌気がさしたのだろう。そうでもなければ心霊スポットなんか行かない

    • クリームソーダを作る僕ら

      1.クリームソーダを作りたい!  僕が今好きな人の隣にこうして居られるのもクリームソーダが始まりなのです。クリームソーダ好きという共通点だけを掴んで離さず無理やり引っ張り回しました。喫茶店にデートをしに行く日々…  けれどもそんな日々も長くは続きません。緊急事態宣言により外出自粛をしなければならないのです。あー喫茶店でクリームソーダが飲みたい!あわよくば隣に好きな人がいればいいのに。まあ外に出れないので常にお家デートしているわけですが、やっぱりマンネリ化は避けられず外でデ

      • Apple replayについて

         僕の性格上好きになったものにはとにかく夢中になり飽きたらそのままバイバイすることが多い。その好きなものがいつまで好きで入れるかはわからないわけだが3日だったり1年以上だったりする。食べ物でもゲームでも何でもそうなのだ。  そんな僕だから好きになったアーティストや曲はその曲だけをひたすらリピートして聴くことが多い。そして飽きてきたらその曲はもう聴かなくなってしまうこともよくあることだった。そんな僕がApple Musicのようなサブスクに登録するのはとても非合理的で損をする

        • クリームソーダと僕

           サブカルチャー好きがカッコいいと思ってYouTubeで『アストラルアブノーマル鈴木さん』をみた。内容についてはそんなに覚えていないしはっきり言って何か心が動かされたとかもない。けれども何かこうサブカルチャーなものをインプットしたという事実だけは自分の脳に刺激を与えただろう。  そんな動画の関連一覧に出てきたのが『放課後ソーダ日和』サブカルチャーを好きになるということからこの動画も閲覧することになったわけだがアストラルアブノーマル鈴木さんとは訳が違った。全てを見終わった後と

        心霊スポットで会いましょう。壱

          日記的な恋を3

           大体決まって水曜日にまともなデートに行く。別に水曜日がいいってわけじゃなく2人のタイミング的に水曜日になる。付き合う前初めてのデートも水曜日だった。君からのお誘いで映画を見に行った。それから色々あった。もうその映画を見た時から3ヶ月が経とうとしている。  渋谷にある映画館まで2人井の頭線に揺られていた。水曜日の夕方の電車内は混雑してるというほどでもなかった。僕が独り言のように観てみたいとこぼした映画の名前を君は覚えていて、上映している映画館を調べてくれていたっけ。行きの電

          日記的な恋を3

          日記的な恋を2

           夏服だけではもう動けない夜がやってきた。おすすめの音楽は"andymori"そう言って『クラブナイト』をかけて君は僕に軽めのキスをした。今度秋服と冬服観に行こうねと約束して君は布団に潜り込む。僕はタバコを吸ってからひと段落つけようとキッチンへ向かおうとしたが布団から伸びた手にそのまま引き摺り込まれた。 「抱き合いながらだと寝付けないね」  そんなことを言われるから僕はゆっくり手足を解いた。にもかかわらずまた君の手足は侵略を繰り返していて結局は2人くっついてしまう。あった

          日記的な恋を2

          日記的な恋を1

           君に出会ったのは6月だったか7月だったか、今思えばすごいスピードで僕のところへやってきた。いつのまにか虜になったと思えば二人は同じベッドにいた。君のことをよく知らないと思っていたけれどそれは概ね間違ってはいなかった。知れば知るほど君を欲していたし君に愛を伝えてそれが受け入れてもらえるのであれば僕の心は満たされて、そしてもう一つ心の入れ物は大きくなってまた次の穴を埋めなければならなかった。君という充実感とそれを捕まえておくための次の成長を余儀なくされる。無理に背伸びしてもダメ

          日記的な恋を1

          タバコの銘柄で騒ぐ

          Twitterとかでよく見るタバコの銘柄の話を少しばかり詳しく書こうかなと… おっすオラ喫煙者見出しに書いたように僕は喫煙者なのですが、初めてのタバコから今吸っているタバコにたどり着くまで様々な銘柄のタバコを試してきました。そんなタバコの銘柄にはそれぞれ人間性が出るというか、タバコの好き具合とか何故そのタバコを吸っているのかという理由があったりするものです。コンビニ店員として接客してる時や喫煙所、知り合いなどからその銘柄について詳しく書こうかなと思います。まあ僕個人の偏見o

          タバコの銘柄で騒ぐ

          四葉のクローバーを探して

           夏が終わりに近づいてなんて言っているうちに肌寒い朝が顔を出すようになった。朝露に濡れ重くなった葉はサンダルに乗せられたむさ苦しい脚を刺激する。  昨日の夜だった。勢い余って皆にアイスを奢り「俺は明日決める」と宣言し退路を塞いだ。皆それぞれアイスを口に運びながら「頑張れ」と笑って言っていた。アイスを食べるには少し無理をしなくてはいけない、そんな夜だった。けれどもアイスたちは溶ける間も無く皆消えた。  不安と緊張で眠れない。これは遠足の前日の夜ほど甘いものではなかった。ただ

          四葉のクローバーを探して

          どうだっていい

          君のことが好きかもしれない。そんなふうに考えてた。好きだから会いたくなるし好きだから君と二人で居たい。ところが考えれば考えるほど今度は本当に好きなのかと言う不安に襲われる。都合のいいように無理やりねじ込めているだけで実は君のことが好きなのではなく僕が君のことを好きで、君が僕を好きであれば何か紛らわせるのではないかと。さらにそんな不安をかき消すために夜な夜な誰もいない公園を探検しては一人新しい気持ちを探す。きっと君じゃなくてもいいのだろう。君と同じように僕と二人の時間、僕の体に

          どうだっていい

          君たちが雨に困るのを僕は知る由もない。

          雨降りの朝。傘を刺さないでという程僕は悲劇のヒロインではない。ただ足元を見つめ水たまりを避けるだけである。何かを考えることも何かに思い馳せることもままならぬまま。家に着いたころには今日もただ水溜りを避けるゲームをしていただけと気を落とす。僕にとって歩いている時間は本来幾多の物事に対して想いを馳せ考えを巡らせる貴重で有意義な時間だ。しかし雨の降る日は湿気、頭痛、様々な弊害を乗り越えるだけの試練となってしまう。 もやもやとする7月の朝の雨は今日という1日が不甲斐ないものになるこ

          君たちが雨に困るのを僕は知る由もない。

          銘柄の話

          最近Twitterとかでよく見るタバコの銘柄ごとの人柄の話。喫煙者からしてみると実に興味深いがいざ見てみるとその実態は喫煙者の戯れでしかない。あの類のことを書いている奴は喫煙者かコンビニ店員であろう。ならば喫煙者でありコンビニ店員の僕がタバコの銘柄について書こうではないか。 キャメルメンソール                若いしイキッてる。 以上!!! メビウスオプションパープル5ミリの時代は終わりです。みんながオプションは「つまらない」だの「ダサい」だのと書きすぎた

          銘柄の話