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社員にとって『選択肢』が多い会社であれ。

僕の会社経営のポリシーのひとつに『社員にとって選択肢が多い会社であれ』というのがあります。これは僕自身が現場で働いていた時に「こんな会社だったらいいのに」と思っていたことが起因になっているのですが、要するに「会社都合で自分の人生やキャリアプランを勝手に決められる(または選択肢が少ない)のが嫌」だったんです(苦笑)。

もちろん会社としてやらなければいけないこと/やってもらいたいことというのは当然あるので『主』は会社にあるべきだと思いますが、ただその場合でも強制的にやらされるのではなく、自分で納得した(選んだ/決めた)うえでやりたいですよね。自分の仕事人生がこれから何十年も続くのにやりたくないことをやり続ける人生で生涯を終えたくはないです。
このため、僕は会社都合で強引に(本人意向を無視した)転勤や部署異動、職種転換、役職付与をさせたりすることなどには否定的です。


では、D2Cdotではどのような『選択肢』を用意しているのか?いくつか例を挙げてみたいと思います。

■職業の選択肢:
「自分は生涯この仕事(職種)をやり続けたい!」とすでに決めている方はその道を追求して進み続けてもらえればと思います。
ただ、いろいろなことを経験するうちに「こっちの職種をやってみたいかも?」とか「自分のいまの仕事にこっちの仕事も追加(兼務)してみたいかも?」と思う人も出てくると思います。D2Cdotではそれも全然OKです。
自身のスキルは自身で決められるようにしたいと思っているので、職種転換もすぐにできるようにしています。
■担当案件の選択肢:
D2Cdotには様々な種類の案件があります。
大きくは『プロモーション領域』『メディア/コンテンツマーケティング領域』『常設サービス/事業支援領域』の3つに分けられますが、さらにその領域のなかでも企画次第によって千差万別の案件になっていきます。
ひとりひとり「ざっくりこの領域の案件担当」というように従事する業務は決まっているものの、他の領域に興味がある場合は希望の種類の案件も担当することができます。また、人によって得意不得意があると思うので、いまの案件が合わないようなら他の案件へとスイッチすることも可能です。

転職理由で「自分の部署(会社)だとやりたい仕事ができなかったから」ということをよく聞きますが、『BtoB』『デジタルマーケティング(周辺業務もOK)』の領域内であればD2Cdotでできない仕事はあまりないと思っているので、案件の種類の選択肢は幅広いと思います。
■キャリアプランの選択肢:
会社によっては年収を上げるためには役職につかないといけない、というところもあるようです。D2Cdotでも当然その方法(マネジメントコース)はありますが、現場追及型でも上を目指せるエキスパートコースもあります。
会社とは様々な人の役割分担で構成されているものなので、どちらが偉いとかいうことではないと思っています。

『マネジメントコース』だと、プレイングマネージャーとしてまずは『チーフ』になり、次に『マネージャー』『シニアマネージャー』になっていきます。上の階層にあがっていくためには多くの人を活用してどれだけレバレッジを効かす結果をだせるかが重要なポイントになってきます。

『エキスパートコース』だとなにかひとつでも『特化した結果や役割』をだせることが必要になります。それは他の人にはできないような『クオリティの創出』かもしれませんし『圧倒的な業績への貢献』かもしれません。それ以外にも『アワード受賞数』や『対外的知名度』なども考えられます。
ここは『これ』といったひとつだけの指標ではなくて複合的に考えて『ユニークな存在』であることが重要になります。

どちらのコースでもいまのポジションのままずっと結果を出し続けるのでも良いでしょうし、ゆくゆくは『役員』になったり、新しい事業を考えて『事業オーナー』になってもいいと良いと思います。
D2Cdotの事業ドメインから外れていなければ、どのような選択肢でも考えられるような会社でありたいと思っています。
■働く場所の選択肢:
昨今の状況によって現在はリモートワークでの業務になっていますが、仮に平時に戻った際にでも働く場所は「出社あるべき」「リモートあるべき」といった偏りがなく選択できるようになればいいかなと思っています。

弊社はもともと働く場所は特に指定していなかったのですが、昨今の状況を経験したことにより、なおさら自由に働く場所を選ぶことに拍車がかかっていくと思っています。以前からある程度『成果主義』でやってきたこともあるので、結果さえだしてくれていれば別に働く場所にこだわる必要はないと思っています。

ただ、どちらにしてもその選択をしたのは自分なのですから「結果に対しての自己責任」は伴うと思っているので、仮になにかできないことがあってもその理由を働く場所の環境のせいにしてはいけないと思います。

上記のように多くの選択肢がありますが、忘れてはいけないのが先ほども書いた通り「選択をした側の結果責任」も同時に発生するということです。
※もちろんお試し的にちょっと経験したいというのもアリだとは思います。
「自分で選択して決めたことなんだからきちんと結果をだしましょう」という約束事があってこそお互いにとって意味のある取組みになると思います。


会社側としては社員が選択できる『選択肢』を今後も用意していきたいと思います。そして用意された選択肢のなかでベストな決断を社員側でするという関係値が双方にとって居心地のいい環境になるんじゃないかな、と。
※自分のキャリアは自らの選択・決断によって作られるべきだと思います。

会社側が用意する選択肢はどうしても会社として「やるべきこと/やりたいこと」をベースとしたものとなってしまいますが、それを受け入れるかどうかは社員側で決断できる状態になっていないと、長期的な信頼関係はできずに結果として会社にとってはマイナスでしかないと思います。

今後、なおさら会社と社員の関係値はフラットになっていくと思うので、どちらか片方だけの意向のみで運用されるのではなく、お互い納得のもとに働き続けられるようになれば良いなと思います。

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