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「カタカムナ文献」~ウタヒ第6首

ウタヒ第6首

読み方

「ソラニモロケセ ユヱヌオヲ ハエツヰネオン カタカムナ」

捉え方

中心図像は「ヤタノカガミ」です。
「生命のしくみ」(循環)を描いているようです。
音声符には「ヰ」と「ヱ」が使われています。この2つの音声符には、どのような思念が含まれているのでしょう?

研究者たちの「解釈」

「宇宙空間に現われて定着した粒子が、雲のように集まり現われ、変化を活発に繰り返し、万象として湧き出る理由は、目に見えぬ潜象が六方に広がっているからで、このような経過をもって、正反に枝分かれし繁栄して、個々の粒子を湧き出させる根本と親和する。それがカタカムナである。」

要約すると、
「目に見えない「何か」が、カタ世界の「宇宙空間」に集まって、そこから「何か」が六方(天地東西南北)に広がり、さらに「それ」が陰陽に枝分かれして繁栄してき、個々の粒子を生み出しているのが、カタカムナなのです。」っと、言ってるような感じがしますが、みなさんは、どのように解釈しますか?

私なりのイメージ

「ウタヒ第5首」では、「生命のしくみ」(循環)で、生命体(ヒト)は、カム世界で発生し(ヒ)、順を経て(フ・ミ・ヨ)、このカタ世界で生み出され(イ)て成長して(ム・ナ)、壊れて行き(ヤ・コ)、崩壊する(ト)ことを学びました。 
そしてこの「ウタヒ第6首」では、崩壊して(ト)から発生(ヒ)までの経過を示していると私は考えます。
また、カタの世界の宇宙空間とは「何処」なのか?
カタ世界は、私たちが現存する世界なので、発見出来るはずです!

「ソラニモロケセ」を、「文字の思念」で読み解くと、
「ソラ」は、地上から外れた空間
「ニ」は、定着する
「モロケセ」は、漂う空間

まさに、学者たちの解釈通り、
「(何かが)宇宙空間に漂い、雲のように集まる所がある」
と私もイメージします。

「ユヱヌオヲ」とは、
「ユ」は、湧き出すのも
「ヱ」は、届く
「ヌ」は、突き抜ける
「オ」は、奥深く
「ヲ」は、奥深い所に出現する

「ここでは、様々な変化を繰り返して、(何かが)出現する」
とイメージしました。

「ハエツヰネオン」とは、
「ハ」は、引き合う(陰陽)
「エ」は、移る ※「ヱ」は届く
「ツ」は、集まる
「ヰ」は、存在となる ※「イ」は、粒子などの最小単位
「ネ」は、充電
「ホ」は、引き離す
「ン」は、大きく強める

「(出現した何かが)引き合う力で移動して集まり、(何かが)存在する。それがエネルギーを蓄えて、大きな力によって、大きく引き離される」
とイメージします。

そしてこの場合の「カタカムナ」は、
その何かは、「カタの世界」と「カムの世界」と「無の世界」から生まれている。と捉えました。

まとめると、
何かは、カタ世界の宇宙空間に、モヤっとした感じで、漂い集まって来ます。そして最小の粒子が集まり何かの存在となります。エネルギーを溜め込んだその何かは、大きな力で引き離されます」

ここからが、読み解きの醍醐味です。
「何か」「宇宙空間」は何を指すと考えますか?

肉体から離れる「魂」の行動

今、私たちは「ヤタノカガミ」の「イ」(5)を過ごしています。
肉体が滅びた時点で、カタ世界では「死」と認識されますが、カタカムナの世界では「死」の概念はありません。なぜなら生命は循環しているからです。
ウタヒ第6首では、「ム・ナ・ヤ・コ・ト」(6・7・8・9・10)の詳細を述べていると感じます…
「何か」とは「魂」を指し、肉体から離れた「魂」が、次の肉体へ入るまでの準備を、「ムナヤコト」と表現して、それは「宇宙空間」で行われていると、私はイメージします。

「ヒ」~「ト」までを繰り返し循環しているので、「人」(ヒト)と呼び、それを循環する時に「マ」(間)が出来るので、「人間」と言うのではないでしょうか?

ここまでを整理すると、

肉体から離れた「魂」は粒子(最小の状態)となり、宇宙空間へ、雲のようにモヤっとした感じで移動をし、集合します。そして、その存在はエネルギーを蓄え、大きな力によって「陰陽」に引き裂かれます。

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これは、「ヤタノカガミ」の最後の「ト」(10)から、「ミクマリ」の現象を行い、「フトマニ」の始まりまでをイメージさせます。

肉体から離れた「魂」の行き場所

カタ世界に存在する、「魂」が集まる「宇宙空間」とは、何を指し、何処にあるのかを探求しました。
多くの研究者は、「ヴァンアレン帯」を指すのではないかと位置付けているようです。私も同様に感じます。

「ヴァンアレン帯」の説明は、とても難しく、ここで書く内容ではないので、概要だけ説明しときますが、宇宙科学においては、存在は確認されていますが、その発生原因やしくみは、現在も研究中です。

ざっくり言うと、目で見える帯ではありませんが、地球の表面から約3200㎞付近に存在している、強い放射能の領域で、地球を中心に、放射状態で取り囲んでいる「高エネルギー(陽子)」で形成されている存在です。
現在の科学では、「地球からの磁気」「宇宙線」、太陽からの「地磁気」や「磁力線」など、様々な宇宙エネルギーが重なり合い出来ているのでは?と言う段階です。
オーロラなども、この粒子が大気圏に入った時に起きる現象だとされています。

ヴァンアレン

イメージですけど、黄色の外縁が「ヴァンアレン帯」となります。
「ソラニモロケセ」のカタ世界「ソラ」は、ここを指していると、私は考えます。

別件ですが、古事記で言う「三貴子」(ミハシラノウズノミコ)の一柱であり、「黄泉(ヨミ)の国」では「閻魔大王」(えんまだいおう)となっている、「須佐之男命」(スサノオノミコト)は、ここに居るような気が、個人的にします。「ウズ」と言う表現も気になる所ですが、これはまた後日…

これで、イメージが整いました。

響かせ方(カタ)

「ヰ」は、「イ」ではなく「ウィ」
「ヱ」は、「エ」ではなく「ウェ」
「ヲ」は、「オ」ではなく「ウォ」
と響かせます。

「ソラニモロケセ ユヱヌオヲ ハエツヰネオン カタカムナ」

「ソーー ラーー ニーー  モーー ローー ケーー セーー  ユーー   ウェーー ヌーー  オーー ウォーー  ハーー エーー ツーー ウィーー ネーー オーー ンーー  カーー ターー カーー ムーー ナーー」


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