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鹿児島の旅

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2022年1月と3月に鹿児島を旅しました。 1月はひとりで、3月は母とのふたり旅でした。
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母との鹿児島旅行で気付いたこと

母との鹿児島旅行で気付いたこと

3月8日から14日までの一週間、母と鹿児島を旅行した。

もともとはぼくひとりで行き、仕事をしながら滞在を楽しもうと思っていたのだけど、母に飛行機が安かった話をすると、「いいな〜、私も行きたい」と言うので、一緒に行くことになった。

2017年にハワイへ行った以来、5年ぶりの母との旅行となった。母はもう高齢。残りの人生であと何回一緒に旅行できるかと考えると、一日一日が貴重な時間だった。もしかすると

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鹿児島の旅で得たポジティブな感触

鹿児島の旅で得たポジティブな感触

旅をしたとき、毎日の出来事を日記に残していても、なお言語化しきれない「漏れ」を感じる、という話を昨日のnoteに書いた。

「漏れ」といっても、大した「漏れ」ではないのだけど、鹿児島の旅について振り返って思うことをつらつらと書いてみたい。かなりポジティブな感触をつかめた。

まず、運転の自信がついた。最後に運転したのは、1年以上前に沖縄を訪ねたときだった。しばらく運転から遠ざかっていたこともあって

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忘れてしまう前に

忘れてしまう前に

旅行中の出来事を、リアルタイムに更新、かつ一発でエッセイ作品にしようと試みるのは、あまり現実的ではないように思う。急ぎ足で「いい話」を書こうとすると、「経験したこと」の多くが漏れてしまう。

たとえば一日に10個の出来事があって、そのうち3個はネタになるな、と思ったとする。でも果たして「残りの7個」を、取るに足りない話だからといって書かなくていいのだろうか。たとえ何かで痛い目に遭おうが、あらゆる出

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鹿児島の旅 【Day6】

鹿児島の旅 【Day6】

10:30にチェックアウトし、車で「仙巌園」に向かう。

実は前夜、長島町でお世話になった料理人のカイユーヤくんからこんな連絡をいただいた。

「明日は鹿児島市内で何されるんですか? 仙巌園ってところに行こうと思うんですけど、もし時間合えば一緒に行きませんか。一応ガイドとかしてたのでひと通り案内できます!」

彼もちょうど市内に出てきているらしい。仙厳園近くの洋館を改装したスタバは先日行ったのだけ

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鹿児島の旅 【Day4・5】

鹿児島の旅 【Day4・5】

<4日目>

11時に「長島大陸市場食堂」へ。お店でしんみさん、しのさんと合流して、名物のぶり定食を食べた。

長島町は養殖ぶりの生産量が日本一だそう。お刺身も煮付けもおいしかった。しのさんはぶりの目玉を、悩みながらも初チャレンジしていてすごいなと思った。おいしいらしいが、ぼくは逃げてしまった。目は怖い。

2人はこのあと、うつわのお店を訪ねに出水市へ向かうとのこと。ぼくはひとり行動することにし、

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鹿児島の旅 【Day3】

鹿児島の旅 【Day3】

鹿児島市内のホテルをチェックアウトし、北西へ2時間ほどドライブして長島町を訪ねた。東京からこの町に移住し、現在「地域おこし協力隊」のメンバーとして長島町役場で働いているライターのしんみはるなさんと、彼女の友人でぼくと同じく東京から遊びに来ていた立山紫野さんと合流。紫野さんは保健師でありながら、バリスタでもあるのだという。2人ともおもしろい方だ。

・しんみはるなさんのnote

・立山紫野さんのn

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鹿児島の旅 【Day2】

鹿児島の旅 【Day2】

水しぶきの上がる音で目覚めた。どうやら外は雨らしい。

当初の予定では今朝、フェリーで桜島へ渡り、海岸沿いをランニングしようと思っていた。が、雨なので素直に諦め、市内でのんびり過ごすことに決めた。

出発前に、昨日の鶴田さんからのお土産をつまむ。「かるかんを食べ比べてみてください」と、明石屋と蒸気屋という名店の品をいただいた。明石屋の方が創業安政元年という老舗で格調高い味がするのだが、個人的には皮

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鹿児島の旅 【Day1】

鹿児島の旅 【Day1】

朝5時半に起き、羽田空港へ。7時25発のソラシドエアで鹿児島へ飛ぶ。飛行機は富士山のすぐ横を通り過ぎた。

また、本州上空を飛ぶ時間が長かったため、これまでの旅の経験を総動員しながら景色を眺めるのが楽しかった。どういうことか。

まず、海岸線やわかりやすい半島が見つかると、「今どこを飛んでいるのか」がわかる。たとえば、下の写真のように形状から知多半島を確認できた瞬間、「ってことは、名古屋はあのあた

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新たな旅は鹿児島から始まる

新たな旅は鹿児島から始まる

明日1月10日(月)から16日(日)まで、一週間鹿児島へ行く。

「なるべく仕事が入らなそうな期間ということで、たまたま1月10日が出発日になったのだけど、今になってこの日にちに「縁起の良さ」を感じている。というのも、5年前の1月10日からスタートしたのが、「東海道五十三次 600km徒歩の旅」だったからだ。ゴールまでにクラフトビールを53杯注ぐと決めて、「クラフトビール 東海道五十三注ぎ」という

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