見出し画像

韓国から流出したとされるフッ化水素40トンのウソ

Youtubeを中心として、韓国からフッ化水素が40トン行方不明になっていると言う噂が有る。これに対して、韓国政府が噂を否定する解説を出している。正直なところ、バカらしいのでそれ程真剣に調べていないけれど、少し調べると以下の事実が分かってきた。

【発端】
7/12に自由韓国党のユンサンジク議員が、日本メディアが主張するフッ化水素の北朝鮮流出の根拠として、日韓の統計の差異結果を示し追求した。

政府「韓 - 日フッ化水素統計の不一致。不良品の返品のせい」

「韓国が今年1〜5月に日本に輸出したエッチングガス量が39.65トンであるのに対し、日本が韓国から輸入したエッチングガス量は0.12トンに過ぎない」とし「日本が(エッチングガスの対北朝鮮搬出を)主張するポイントは、このようだ。韓国が疑惑を調査する必要がある」との統計不一致疑惑を主張した。

これが40トン行方不明説の根拠らしい。韓国政府は既に関連企業を調査し、流出を示す証拠は一切見つかっていないと報告しているが(ブリーフィング)、しつこく40トン行方不明説を垂れ流す輩がいる為、わざわざ声明を出したのが以下である。

【韓国政府の説明】
根拠のないフッ化水素日主張を拡散する人に

簡単に説明すると、

・韓国関税庁の記録では、フッ化水素を韓国から日本に39.65トン輸出した(不良品の返品)
・日本の財務省の輸入記録は0.12トンなので、39.53トンが消えたと言う疑惑を持たれている
・これは統計が実際の輸入国ではなく、原産国に基づいて集計される事を理解していない誤解
・39.65トンの内39.62トンは中国産であるため、日本の輸入統計にはカウントされない
・残りの0.03トンも当初の起源が日本産なので日本の輸入統計にはカウントされない
・0.12トンは低純度フッ化水素で韓国の統計には反映されず、日本の統計には反映される

と言うことらしい。そしてこの文章に納得。

日本は安全保障上の信頼性を打ち出しておきながら、フッ化水素の北朝鮮流出疑惑などについて具体的な根拠を一つも提示せずにいます。フッ化水素流出の正当性がない輸出規制をめぐり、日本が引き続き言葉を変えて提示するのは一つの主張だけです。このような日本の主張を、日本の極右マスコミで主張し、これを再び、いくつかの私たち国民が拡散をさせる非常に残念なことが一ヶ月以上続いています。

因みに、世耕大臣もフッ化水素の第三国への流出は否定している事も付け加えておく。

7/16 世耕大臣 : 不適切事案は、韓国から第三国への輸出案件を念頭に置いたものではない

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?