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逆算思考で痛覚をなくせ 〜アトツギinCADDi vol.3 平澤英継編


実家が家業を営み、将来その代表の立場を継ぎ、大きな責任を負うことになる”アトツギ”。キャディでもそうしたアトツギの社員が、将来家業に入ることを見据えながら活躍しています。

なぜ彼らはキャディを選んだのか。キャディで得られるものは何なのか。その謎に迫るために我々はアマゾンの奥地に向かいました。

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来る2/22(月)、キャディのアトツギメンバーと社外のゲストを招いてのトークイベントを企画しています!どなたでもご参加可能ですので、ご興味ある方は是非こちらよりお申込み下さい。

それに向けての前哨戦、アトツギinCADDi第一回・第二回も是非ご覧ください。

第三弾は凛々しい表情の正統派二枚目、平澤英継さんです。ご実家は人工大理石の加工業で業界トップシェアを誇る会社を営まれています。

「"修羅場"を経験して家業を継ぎたい」未来の町工場経営者が選んだ、成長環境としてのキャディ | キャディ's member 2021-02-12 02-40-38

キャディによく似た立ち位置の家業

- 家業について教えていただけますか?

実家は人工大理石の加工業を営んでいます。
実家のホームページは僕と知人で作ったりしました(笑)。
その名の通りですが、人工大理石を加工して内装品などに用いることができるようにする仕事です。
例えば洗面台やキッチン、ビルの受付カウンターの天板なんかが身近な例ですね。基本的には量産ではなく特注のものを扱っており、遊園地や国の施設、デパートなどの内装に使われる多品種少量のものが多いです。

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- どういう形で仕事が進んでいくんですか?

基本的には設計会社が内装を決めていき、施工会社が実際に作っていきます。大規模なプロジェクトだとその上流にゼネコンがいたり、設計と施工両方やるような会社もあったりとバリューチェーンの構成は様々ですね。
その過程で内装に使う部材を調達していくわけですが、家業で扱う人工大理石もニーズが発生します。そういった企業の注文を受けて加工品を納品するというのが、ざっくりとした生業になります。
あとは建材商社やキッチンメーカーなども取引先の中の一つですね。
また単純に注文に対応するだけではなくて、個人や設計事務所と共同で構想段階から議論していく場合もあります。

受注生産だけでなく、自社特許の技術を生かしてオリジナルブランドを展開したりもしています。

- なるほど。機械設計と製造を行う装置メーカーなどの部品調達を請け負うキャディに似ていますね。

そう思います。構造はほぼ一緒かなと。

- 無理やり寄せて言ってませんか?

言ってないです(笑)!

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キャディとの出会い

- これまでのキャリアについても簡単に教えていただけますか?

早稲田大学を卒業したあと、パナソニックに入社しました。
家業の顧客のような大企業の中で、上流の商品企画や製品評価、マーケティングのような部分で仕事がどのように進むかを学びたいと思ったからです。

- 本当に日本を代表する大企業ですよね。入社して実際どうでした?

実際に考えていたようなことを見て学ぶことができたと思います。
やっぱり会社の規模が全く異なるので、中に入って体感してみないと分からないことだったと思います。

- その後キャディに入社されると思うんですが、どういった経緯だったんでしょうか?

2年ほど前職にいたのですが、既存のシステムの上でしか仕事ができていないなと思ったんですよね。当時の業務内容は、長年しっかりと積み上げられ、ある種非常にリスクヘッジされたシステムの上でのものでした。
そのような仕組みを学ぶことができたのは当初の目的の一つでもあり重要なことだったのですが、その中では40代50代になるまでは事業に対する積極的な意思決定に参加できる範囲が狭いと感じるようになりました。また、危機的な状況を乗り越えていく力をより伸ばしたいなという感覚でした。

- 逆に言うと「そういう力が必要だ」と考えられていたんでしょうか?

家業は住宅などの不動産に密接に関係した商売なわけですが、住宅着工数というのはバブル期の半分になっていくと言われています。
これからは高度成長期やバブル期のような追い風ではなく、そのような逆風をどうやって乗り越えていくか、という力が必要だなと考えていました。

- やはりそこも家業を継ぐことを想定して逆算して考えてらっしゃるんですね。そういう背景がある中で次はキャディに入社されるわけですよね。

そういった考えがあったので、ベンチャー企業を中心に探し始めました。
いくつかの企業で選考が進んで内定ももらっていたところもあったのですが、知り合い経由で会った代表の加藤の話を聞き、入社を決めました。当時キャディが創業一年くらいの時でした。

- どんなところが魅力に感じたんでしょうか?

大きく二つあって、一つ目は単純に代表の加藤の持つ説得力でした
私はベンチャー企業を集めたイベントを主宰していた経験もあり、いろんなベンチャーの創業者や幹部クラスの人に相当数会っていたのですが、その中でもダントツに説得力があるなと思いました。
ほとんどの主張に数字的根拠がある一方で、夢や人間心理の側面の話もしっかりとされ非常にバランス感覚に優れている。また、自分が家業を継いだときに起きるであろうと考えていたことを初対面で先にどんどん当てられて、すごいなと(笑)。

- やっぱり「人」というのは、決定的な要因になるんですね。

二つ目はビジネスモデルですね。正直なところ何をやっているのかすら知らない状況で加藤にあったのですが(笑)、ニッチな業界でその中の課題がシャープに特定されており、一気に惹かれました。
先ほどお話ししたように業界構造や立ち位置も家業によく似ていたので、課題への共感もありました。

何を家業に持ち帰れるか

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- お聞きしていると、どういう能力が自分に必要で、どうやって獲得していくかという考え方が強いように感じます。実際にキャディで学んで持ち帰れると感じていることはありますか?

めちゃめちゃありますね。
逆にそのまま家業に帰っていたらやばかったなと思います(笑)。

一つ目は視座の高さです。
当たり前ですが、前職よりキャディはずっと小さい組織なんですが、一方でその範囲内ではより高いレイヤーの判断や行動が求められます。マネジメントだったり、仕組みや組織を創って回す、という感覚はキャディでは磨かれる機会が日常的にあります。
そういった視点を、よりハイレベルな仕事や思考のクオリティを持つ同僚や上司から学べる機会の多さも重要ですね。

二つ目は意思決定の機会の多さ
一つ目と関連するんですが、実際に自分の頭で考えて判断し、決めて実行する、というのは今まで自分がやってるつもりでほとんどやってきてなかったなと思ったんですよね。そういった意思決定をしなければいけない場面の多さはとても貴重な経験だと思います。
さらにより一層重要なことは、キャディの文化として、どのレイヤーの意思決定においてもそこに至る意思決定の根拠やプロセスが可能な限り開示されているということなんですよね。
事業だけでなく、組織や評価の制度のアップデートも激しいのですが、そういった時にそのアップデートの背景や考え方がしっかり公開されるので、それを自分にトレースして学べることができるのは大きいです。

- より多くの裁量と意思決定、それによって培われるスタンスやスキルというのは、確かに大企業からベンチャーに機会を求める人が意識するところですよね。

三つ目は逆算する思考
毎回極めてストレッチな目標設定をしていくのですが、それを達成しようと思うとボトムアップな考え方ではなく、いかに達成していくかという逆算が必須です。
また、達成するためにいかに8割まで早く到達するか、という時間軸の感覚も重要です。常にそういった思考のマネージャーの方と近いところで仕事ができるので学びが多いです。
この高い目標設定とそこへの逆算思考という習慣がセットで重要なんだなと。

最後はなんていうか痛覚がなくなる感覚(笑)。
これは学んだことというのか分からないのですが(笑)、どんどん状況が変化して、頻繁に目まぐるしく目標がストレッチな方に変わったり、予想もしていないトラブルが起きたりが日常茶飯事で、それを繰り返してくと痛覚が無くなってくるんですよね。
そういう変化が起きることが日常化してしまって普通に思えるようになってくる。それは危機的な状況を乗り越える力にも通じてくるなと思っています。

家業に戻って成し遂げたいこと

- そういったことを生かして、家業に戻って何をやりたいと思っていますか?

抽象的になってしまうのですが、ストレッチングな目標を設定し、それを達成したいと社員が思える環境を作り、実際にそれを達成していく、ということを繰り返していきたいと思っています。
また、今トライできていない、新しい分野との取引を開拓していきたいと思います。

実はもともと親はキャディに入ることに反対していたんですよね。
そんなところを経由する意味ある?みたいな。

ただ、入社してからこういう取り組みをしているとか、どういう成長をしているかを伝えたりしていると共感してもらえるようになって。

- なるほど、例えばどういうところが共感を呼ぶんでしょう?

例えば以前あったのは、それこそ社内で話された、「組織施策というのは組織の雰囲気がよくなることが目的なのではなくて、目的を組織が果たすための障壁をなくすことだ」という考え方を話した時ですね。
経営目線を持つ親からしても、それ自体に納得感があるのだと思いますし、その考え方がオープンに話されて浸透していることがいいと思われているのだと思います。

今は親もかなりキャディにいることに賛成してくれています。

そういう「考え方」のようなことも持ち帰って広めていければいいなと思いますね。

最後に、アトツギの方がベンチャー企業で働くことについて、今はご自身はどのように考えられていますか?

ベンチャーに入らなくても、もちろん後をつぐことはできるし、事業を回していくことはできると思います。

ただそんな中でもこれからの時代、中小企業も事業を転換したり、高い目標を追っていくことが必要な状況で、伸びているベンチャー企業での経験は本領を発揮するのかなと思っています。

ことキャディでいうと、さらに加えて、いろんな加工会社やメーカーに関わることができるので、いろいろな経営を間近に感じることができるのは特にいいですね。自分の家業も加工会社であることもあり、それは非常に生きると思います。

- ありがとうございました!

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Product Manager @CADDi Inc.