見出し画像

#249 中村 文子、ボブ・パイク『オンライン研修ハンドブック』② オンライン研修における講師の役割

オンライン研修における講師の役割


オンライン研修における講師の役割は、対面研修とは大きく異なります。オンライン研修では、講師は「参加者主体の研修」をデザインし、ファシリテーションを通じて参加者の学習意欲を引き出すことが重要です。

オンライン研修における講師の役割


・研修の内容自体に興味を持たせる
オンライン研修では、講師の魅力が伝わりにくいため、研修の内容自体に興味を持たせることが重要です。

・参加するメリットを感じてもらう
参加者にとって、研修に参加することでどのようなメリットがあるのかを明確に示す必要があります。

・学びの場に関わろうという姿勢になり、学んでもらう
参加者が積極的に研修に参加し、学ぼうという気持ちになるように促すことが重要です。

・研修の内容を「配信」するのではなく、「サポート」する
オンライン研修は、講師が一方的に講義を配信する場ではありません。テクノロジーを用いて、参加者の学習をサポートすることが重要です。

・参加者を巻き込む
オンライン研修では、参加者の反応が見えにくいため、積極的に参加者を巻き込むための工夫が重要です。

・事前の準備
オンライン研修では、対面研修以上に事前の準備が重要となります。

・研修後の行動変容を促す
オンライン研修は、研修で学んだことを職場で実践し、成果に繋げてこそ意味があります。研修後の行動変容を促すための工夫が重要です。

・テクノロジーを使いこなす
オンライン研修では、様々なテクノロジーが用いられます。これらのテクノロジーを使いこなすことは、講師にとって必須のスキルです。ただし、テクノロジーを使いこなすことに注力するのではなく、研修の目的に沿ったインストラクショナルデザインを作成し、それに合わせたテクノロジーを選ぶことが重要です。

オンライン研修においては、講師は「研修の内容を届けるためのサポートをする役割に徹する」という意識を持つことが重要です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?