強みは一人でも探せる(ワークシート付)
このnoteの概要
こんにちは、村井庸介です。
就職・転職における内定取り消し、自宅待機が増え今後のキャリアについて悩む方の話を聞く中、僕が世の中に貢献出来ることは何かと考え、働き方・キャリアについて、出版した2冊の著書をもとに、このnoteを始めました。
いまは、転職などを考え始めている方向けに、
「ずらし転職」(ワニブックス)
から、実践できる内容をピックアップし、お届けしてまいります。
元々この本は、僕が開催していたセミナーの内容を基にしているのですが、そのセミナーでは、自分の強みが見つけられないという人に向けて、ワークをやることがあります。今回はそのワークの内容をお伝えしていきます。
一人で出来る30分の強み発見ワーク
通常セミナーでは以下の形のペアワークでやります。
強味を発見するだけでなく、見出された強みを活かしたチャレンジ(ゴール設定)を相手に会えて無茶ぶりしてもらうことで、自分の想像の枠を超えた成長機会をつくる形にしています。
ペアでやったほうが良いのは、繰りかえしにはなりますが、自分での思い込みや「自己流(事故流)」のゴール設定にならないようにすることもあります。
ただ、直近のご時勢では、それも難しい場合があるので、1人でもできるようにワークシートを用意しました。ぜひやってみてください。
シートには、自分が結果を出すことができた仕事と、出せなかった仕事の両方を書き下します。
失敗と感じた経験こそ、自分を発見する宝庫
どういう目標設定で、どういう環境で、どういう人間関係で、何を任されたかというのを棚卸ししていきます。
すると、「こういう環境だと力がでない」といった自分の特性が見えてきます。成功した体験と失敗した体験の両方を比べることで、自分の特性がわかりやすくなるのです。特に、失敗した経験については、きちんと棚卸しすると自分の強みが見えやすくなります。
なぜなら、「強みがマイナスに作用して失敗してしまった」ということもあるからです。
たとえば、「意志が強い人」はいい換えると「頑固な人」のように、強みと弱みは表裏一体の関係にあります。「環境変化についていけなくて頑固にやり続けた結果、ライバルに負けてしまった」というように、強みが裏目にでてしまったがゆえの失敗もあります。
失敗体験と成功体験の両方を棚卸しすることで、自分の特性がよい方向に発揮されたときとズレたときの差がわかりやすくなり、自分の強みが見えてきます。
ワークシートを記載する際の注意点
ワークシートは、セミナーのなかで行うワークと同じ内容です。
うまくいった仕事とうまくいかなかった仕事の両方を、GISOV(仕事の型編を参照ください)の観点で見て、双方の違いを発見します。
なかには、GISOVだけで見ると整合性がとれているのに、なぜか結果に差がでたという場合があります。
そういった場合、「自分らしいやり方」というところがフィットしていないことが多いので、自分の価値や特性により気づきやすいです。
なので、この5項目で過去の仕事を振り返り、「キャリア点検」「強み発見」を行ってみましょう。
ワークシートの最後の項目、「今年1年のチャレンジしたらよいと思うこと」は、シートを眺めてみた上で、「上司や先輩だったらなんというだろうか?」と考えてみてから、書いてみましょう。
あなたの価値観を活かしたうえでの今後の可能性が広がります。
大事なのは、「だから自分は○○しかできない」「○○しかしない」と意固地になるのではなく、「○○だからそこ、△△できる」といった、今の能力、強みを活かせる可能性に目を向けることです。
出展:ずらし転職(ワニブックス)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?