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転職前に把握すべき「自分のこと」

このnoteの概要

この記事から読まれる方向けに、このnoteを書くに至った経緯について、毎回記載いたします。その他の方は、読み飛ばして頂いて大丈夫です。

直近で、新卒の就職・転職における内定取り消し、自宅待機が増え今後のキャリアについて悩む方の話を聞く中、僕が世の中に少しでも下支え出来ることは何かと考え、働き方、キャリアについて、出版した2冊の著書をもとに、このnoteを始めることにしました。

辞めた原因の多くは人間関係、どう対策を立てるか?

人材会社等の調査によると、自分に光があたっていないと感じてしまうと、人間関係や会社の制度などに不満が生まれやすくなります。

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しかし、光があたるのは、あくまで「結果として」です。
なんの行動や結果もなく、いきなし自身に光があたることはないでしょう。

転職のきっかけとなりやすい人間関係がやっかいなのは、次の転職において、事前対策を立てづらいことです。

どんな人とどんな仕事をするのかは、かなり緻密に面接をして聞き出さないとわからないことですし、会社によっては配属部署とは関係のない人が面接をしていたりもするので、誰と働くのかが見えづらかったりします。

先ほど、「結果として」と書いたのには理由があります。

職場の人間関係においては、「自分がどれだけ相手に貢献しているか」、言い換えれば、「相手に光を与えている」ということが重要になってきます。

自分の貢献ポイントが見えていないなかで転職してしまうと、「転職したのに、思っていたより結果が出せない」と感じて、すぐに辞めてしまいかねません。

自分が貢献できるポイントを事前に把握しておく

初めての転職でリクルートに異動した私が、まさにその状況でした。よい上司や同僚に恵まれていましたが、自分が営業として結果を残せていたわけではないので、思い詰めてしまい、居心地が悪くなっていきました。

上司や同僚がたとえ性格がよく優しい人であっても、職場という環境のなかでは、成果が出せない人にはそれなりの対応をせざるを得ません。

そうすると、成果を出せない人はその環境に居づらくなってしまう。職場での人間関係というのは、相手との性格や相性だけで決まるものではないのです。

そのため、自分がどういった部分で貢献できるかというところは、事前に考えてから転職をしましょう。自分が貢献できるポイントについて、事前に把握しておかないと、転職しても「なんで転職してきたの?」となりかねないので、それはすごく大事なことだと思います。

経営コンサルタントがプロジェクトの提案をするときと一緒で、この会社に入ったとして、どこにメスをいれて、自分はどこで働いて、どう結果を残せるのかという仮説がないまま転職をしてしまうと、結局口だけの人になってしまいます。

「前の会社でこうだった、ああだった」と言い張って、かえってお荷物になってしまいかねないので、そこは事前に仮説を立てておくべきです。

転職先を検討する際のポイント

転職するのは、転職後に活躍して何かしらの成果や経験を積みたいということでしょうから、そこで活躍する仮説がつくれるかが一番重要となります

あくまで働く立場であり、サービスの購入者ではないので、憧れやブランドで選んでしまうと失敗につながりがちです。

職務経歴書を書いたうえで、気になる企業や職種の募集要項、もしくは知人などのつながりからそこの企業の在籍者や経験者を見つけてきて、スキルや風土の合う・合わない、そこで活躍することができそうかといったことを、率直にフィードバックしてもらうのがよいでしょう。

成果が残せる仮説がないと負け戦になる

私もさんざん転職しましたが、転職は次の会社である程度成果が残せる仮説がないと、負け戦になってしまいます。転職前に「自分が成果を残せる分野はどこか」というのを考えずに転職しに行くことは、あまりにも無謀だと思います。

あくまで仕事は成果を残す場なので資格学校とは違います。若い人に多いのが「こういうスキルを身につけたいから転職しよう」という考え方ですが、「何かで貢献する代わりに、どのような新たなスキルが身につくのか」という視点が抜けているのではないでしょうか。

それでは面接も受かりにくいですし、仮に入社できても、入社してからその他大勢から「抜け出すチャンス」が訪れる見込みはあるのか、考えてみると良いと思います。

出展:ずらし転職

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