脳卒中の歩行再建

理学療法学に掲載されてます。

「脳卒中重度片麻痺者の歩行再建を目指した回復期病棟での理学療法」

重度の片麻痺患者への理学療法の進め方を掲載してくれています。

早期KAFO効果の報告が散見されるようになってきていますが、著者の門脇先生も多くの報告をしています。。

考え方の基礎となっているのは倒立振子です。杖なしでの前型歩行など、データも参考になります。


症例は発症から6ヶ月たったあとにKAFOを作製して歩行できるようになったというものです。

6ヶ月たった後にKAFO作製は少し勇気がいるかもしれませんが、経過をおってみるとKAFOの効果が分かります。

考えさせられるのはもっと早期にKAFOを作製して治療を行なっていたらどうなっていたのか?というところです。

回復段階の時期だけではないですが、治療内容は責任を持たないといけませんね。

理学療法の内容なんですが、決して難しいことを言ってるわけではなく、当たり前?ことを当たり前に行なっています。

KAFOを初めて使用する際などは介助方法などに迷うかもしれませんが、KAFOなしでの介助歩行の方がずっと難しいと思います。

KAFOは経験の差を埋めて、より介助しやすく、安全に理学療法を行えるツールだと認識しました。

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