電気治療の設定

当院にはIVESがあります。PTとしては主に前脛骨筋などに使用することが多いです。

設定についての知識は不十分と感じたので調べてみました。

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まずTAですが、速筋になりますので、周波数は30〜60Hzほどになります。

刺激時間は10秒、休息は50秒としています。

一回の治療時間は10〜30分としています。


休息時間が意外と長い感じがしますがどうなんでしょうか?


気になって調べてみました。以前電気治療での勉強会で頂いた資料を引っ張り出してみました。

各種パラメータについて

強度
治療目的で変更する。
最小限の感覚入力を目的の場合は感覚閾値上。
筋収縮を生じさせる場合は運動閾値上。
最大筋力を生じさせたい場合は痛みの耐えられる範囲での最大強度。

周波数
最大筋力を生じさせたい場合80〜100Hz。筋疲労が生じやすいためオフ時間に注意。
通常FESとして使用する場合は30Hz程度。

オンオフ時間
1:1〜1:1.5。疲労が無ければ総時間を長くするべき。強度、周波数、個人の耐用能によって必要なオフ時間は変動する。

ランプアップ時間(立ち上がり時間)
痛みに敏感な患者、運動をゆっくりと生じさせたい場合はランクアップを長めに設定する。

それぞれの病態、治療目的によってこれらを柔軟に変更する。それぞれのパラメーターはトレードオフの関係のものもある。可能な限り量、頻度を増大させて治療効果を最大限高める努力が必要。とまとめています。

これをしておけばいい!って設定は無いみたいですが、なるべく頻度も量を高めた治療が必要そうです。休息時間も疲れすぎなければもう少し短くしていっても良さそうですね。

まだまだ勉強が必要そうです。


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