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むしろ、そこに安寧はない。

2022.1.10(mon)ー


かくに私は現在就活中の身だが、今日のところは午前中の説明会ですっかりやる気を失ってしまったことと、一月も初めながらあまりにも日差しが私を包み込むので、一日本を読みながら心の安寧を図ろうと試みる。

だがそれだけだと今日は何をした日だったかなと寝る前におちおちと考え始めては明日こそ何かしなければと思うのも嫌なので、時間の流れと共に私を流れる思考や情念のあれこれを記述していこうと思う。こんな記事の書き方をしたことはないので楽しみである。


本日は成人の日ということで、新成人の皆々様のおめでたい日である。2年前には私も成人式に参加したが、前の日に飲み過ぎてひどい二日酔いになり、特急列車の中で座る事ができずに気分を悪くしながら、たくさんの人に揉まれて地元に帰ったいい思い出がある。式の途中にはラムネとポカリスエットをひたすら飲んでいた。二日酔いにラムネは最強である。


そんな事回想してないで就活をやれと言っている私もいるが、そもそもが昨年の4月には就職しないで個人事業主になることを決めていたのであまり焦りもない。就職しなくても学べることはたくさんあるし、社会的にはその方が稀有な存在に近いので悪くない気もしている。なんだかんだ何とかなるのだ。と言った考えに拍車をかけているのが単位の話だ。

ひと科目しか落胆できない四年最後の定期試験が迫っているが、そもそも既に落胆している可能性もある。小テストをあまり真面目に受けなかった結果、ひどい点数を何回か取ったのでボーダーラインに乗っているか怪しいのだ。卒業できるか不確実、2ヶ月後に何をしているのか不確実、そんな事だからただでさえ焦りを感じない性格に加えて謎の落ち着きがある。悪くない。今を楽しめているぞ、よしよし。


本を読んでいたがいつの間にか寝てしまっていた。日差しに包まれて読書をしながらうたた寝することが、小さい時には時間を無駄にしてしまった気さえしていた事が、21にもなると人生で一番の贅沢な時間だと感じるのはどうした事だろうか。

ところで、ついつい寝過ぎてしまうという事があると思うが、私は寝過ぎてしまうというのは心に何かつかえがある、意図せず負担になっているものがあるからではないかと思う事がある。意識がほんの覚醒を見せたときに、上から蓋となってつかえが生じる。そうして起きた時と起きなかった時の枝分かれが起き、私自身が違う世界を辿ることになる。ここにどんな違いがあるだろうか。


まず考えられるのは なぜ起きなかったのか? という疑問だろう。

次に考えられるのは 起きていたらどうなっていたか ということ。

そのほかには 起きるためにはどうしたらよかったのか ということ。

いくつかそう言った質問が浮かんだあと最後に

なぜそのような質問が浮かんできたのか ということ。と言ったことを考えたりするが、せっかくなのでひとつずつ考えようと思う。

Q1. なぜ起きなかったのか?

「起きる」とは意識を眠った状態から覚醒させる状態だから、起きればいろんなことを考え始める。意識的にではなくても半意識的または無意識的に、その日のうちにやらなければいけないことや考えることやストレスを受ける状態になるということだ。そう言ったことからの逃避や嫌悪の結果だとすることもできる。

逆に眠った状態にあることが私にとって、起きて何かをすることより高い選好に位置するということかもしれない。非常にポジティブな魅力を感じているということだ。「好きなことは何ですか?」と聞けば「寝ること」という返答はもはや大学生の専売特許だと思うが皆がどのような意思でそう答えているのかは謎だ。

Q2. 起きたらどうなっていただろう?

再び眠ることなく起きた場合の私はどうなっていただろう。今日の私でいえば、もしかしたら「思ったより寝てなかったから本を読むか」とか「定期試験の勉強をするか」とか思ったかもしれない。アイスを食べたくなっていたかもしれないしハンバーガーを求めていたかもしれない。

こう言ったことを考える時、考えている私自身の想像から遠くないところでしか行動を予想しないが、もしかしたら突飛なことをしている可能性を考えれば ー例えば隣の県の友達とご飯を食べるために連絡を取って車を出すー 私にインプットされている「想像する」という思惟の枠組みを拡げる事ができるかもしれない。そのような私自身についての「もし〇〇だったら〜」という思考実験が真に意味を持つ時がやってくるかもしれないと考えれば、うたた寝から起きた時に「なぜ寝ていたんだろう」と考えるのも良いかもしれない。

Q3. 起きるためにはどうしたらよかっただろう?

これは多くの人に立ちはだかる人生の難問かもしれない。攻略できればどんなうたた寝からもどんな朝の眠気にも打ち勝つ事ができるからだ。簡単な手段は、アラームをかけるとか起こしてもらうように頼むとか、寝る前の自分に任せるしかない気がする。あえて寒い格好をするとか、あまりクールな解決法は思い浮かばない。

ならば考え方を変えよう。「寝ている時にも何か自分にプラスになることをしていよう」ということだ。私がお薦めするのは、「疑問を抱えながら寝ること」だ。すると起きた時に答えを得ている事がある。面白い答えだったらなおラッキーだ。

有名な心理学者の誰かが、無意識下で考えること、つまり夢から思惟の本質を説いていたが誰だったか思い出せない。しかしそういった睡眠中の人間の可能性は時として評価されていい場合があると私は思う。入眠最中の時や覚醒した瞬間に何かを思いついたり新しい思考を得ることがあるので、人間起きている時だけじゃないのだという何か面白い論文などあったら教えてください。


現在時間が18時過ぎ。

これから定期試験の勉強と夜食をどうするかの戦いをしなければいけません。ちなみに卒論も書かないといけません。あと5日くらいで。

今日はこの辺が潮時だと思って、平和の幕切です。

残り僅かなあなたと明日のおめでたいあなたに幸あらんことを。

では。

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