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上司に怒られるのが怖いわけは

私は上司に怒られるのが非常に怖い。頭がパニックになって真っ白になり、体が硬直して手が震えだす。
どういう上司に怒られるとそうなるかというと、長身でやせ形で、頭が禿げていて、声が大きい人だ。それらの人はみんな、私の親父を思い出させる。
逆に、太っていたり、背が低かったりする人はまったく怖くない。たまに私が逆切れしてしまうくらいだ。

私の親父は見た目は上記のような感じで、どにかくすぐ大声で怒鳴った。毎日毎日、家族をどなりつけていてその恐怖がトラウマになっている。小さい子供が大きな大人が怒鳴るところを見て、怒鳴り声をきいたら、ものすごく恐ろしい。恐怖で体が縮こまるほどである。

また、親父はむちゃむちゃにひどい言葉で人格否定してきた。いまでいうモラハラである。怒られるということは人格を否定されることだという、刷り込みがされている。

なので私は今の上司と話をするのが非常に怖い。スマホに電話がかかってきて上司の名前が表示されたら、恐怖に耐えて電話を取って話をする。

それから、嫌われるのが怖いというのもあると思う。子供のころは何が理由であれ、親父から怒られると絶対的存在から嫌われたらどうしようと思う。
上司に怒られると怖いのは上司に嫌われたらどうしようという感情もあると思う。

これはもうトラウマなので、一生治すのは難しいと思う。以前は上司と会議するときは抗不安薬を多めに飲んで会議に臨んでいた。しかし今は、効果の緩い抗不安薬しかないのでその手は使えない。上司に怒られたら、「ガラガラ閉店でーす」と心のシャッターを下ろして、となるべく他のことを考えてかわすようにしている。

しかし、親父も現金は残さすに、迷惑な遺産を残してくれたもんだ。

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