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ゲームが不登校や引きこもり、依存症の原因なのか?

清瀬市にてゲームで遊び学ぶフリースクール&学童&教室『シン・スクール』というちょっと変わった賛否両論がありそうな居場所を運営しています。

子どもたちのストレスが増えると言われる新学期前の3月、そこでの経験や知見が誰かの参考になれば嬉しいです。


【子どもにゲームばかりやらせてて良いのか?】について

「ゲーム」ばかりやっていて、引きこもりや不登校、依存症にまでなったお子さんは確かにいます。

ただそれは「ゲーム」そのものが問題というよりも、その子が身近な誰かにゲームが好きなコトへの理解や承認をされず、孤独で、1人でゲームへ入ってゆくしか無いような心境を生み出した状況、環境が主な原因だと思います。

とはいえそれは家族や学校のせいだけとは限らず、思春期においては、誰しもが家族や周囲と距離を置きたくなる時もあったり、特性上孤独を生みやすいケースもあります。

しかし、そんな本来は「状況」が原因の根本の所を、ゲームというツールを悪の原因としてしまうのは、責任回避と共に問題を見えなくしてしまうやり方だと思います。

むしろ、「子どもたちのゲームの楽しさ、喜び、プラスの面」を理解しない人々が、ゲーム好きの子どもたちの近くにいて、ルールで規制したりすることが、より深い孤独と依存症を生み出す危険性があります。

つまり「ゲームが孤独をつくる」よりも、「ゲームを理解されない子が、よりゲームへ入り込み、依存する」という状況です。

もちろん、ゲームにはお酒等のように「強い魅力や楽しさ」があるので、適切な距離感は必要ですが、それを見守る側がいきなり禁止することよりも、その前にゲームの孤独にならない楽しみ方、例えば、安全に楽しめる顔の見える仲間とつながって一緒に楽しむ環境なんかをケアしてあげることの方が有効では無いかと思います。

「お酒」なんかでも、依存症までいってしまう人は、仲間と共に楽しいお酒を飲むのでは無く、孤独と辛さに耐えきれず逃げるようにお酒へ走ります。 SNSにしろ動画にしろ、それらにしても近いところがあるかと思います。

現在、ゲーム(オンラインもボードもカードも含む)で遊び学ぶフリースクール&学童&居場所「シン・スクール」を1年近く、リアル&オンラインで運営してきて、より強く「ゲームで安心してつながる場」や「その子のスキ(ゲーム)を理解する身近な大人と仲間」の有効性や価値があることを、実際に体感することができたように思います。

現在、リアルは満席に近いため、オンライン会員(7500円~)のみ募集中です。もしどなたかのお役に立てたら嬉しく思います。

これからも「オモシロと学び」の情報や考え方を伝えていきたいのでサポート頂けたら嬉しいです!