今の子のゲームを知ってあげてほしい!3つの理由 (私が3段階で支持者が減る理由)

ゲームでの学び遊びを知って欲しいと願う目的は・・・

1.「今の子のスキなもの」への理解、寄り添い
2.学びと遊びのデジタル&オンライン化の現状
3.主体的な遊びから学びで育つ「衰退日本に必要な力」

1は比較的多くの保護者(特にお母さん)や大人たちに共感してもらえます。「昔からの価値観を今風に」だから。

ただ2になってくると「子ども=自然、アナログ」という育児や保育的な観点の方たちに抵抗や反発されます。1は昔からあるけど、2は新しくて自分らの子ども時代や学校には無かったから。新しいから健康面やその他への心配も保守的な人ほど増えます。その意味では古めの学校関係者も2への抵抗は今のGIGAスクールの考え方自体の進捗が地域や年代ごとに進まない理由と同じに抵抗感があります。ただ現場で今の子ども達と日々接している大人たちにはもうデジタルが普通の遊び学びの場だと理解してもらえます。「新しいモノを今の子に合わせて」だから。

ただ最も強く反発されるのが3です。そこにはただ「新しいモノがやってきた!」だけでは無く、これまでの教育をある意味否定した上で、何が良いかを自分の頭で情報を整理して、つくり、選択して、行動しないとならないから。
平和で真面目な日本人は「従っておく」にずっと慣れてきて、教育もそれで保護者も育ってきたため、「自分の頭で疑う」とか「自分で考えを創り出す」とか「自分で決めて行動する」というのが苦手だったりします。
だから、今の世界の資本主義、個人主義の中では、「個人で考え、新しいモノを生み出し、主体的に活動」していかないと負けてしまうと、現実を見れば分かっているはずなのに、「国や誰か(宗教、学校などなど)の言う事に従う」ことが中心だったから、過去や国や学校を疑うのが苦手で、この先自分がどうしてゆくかの道を自分で考えるのも苦手、さらに「その方向が良さそう」と思っても、過去を否定して新しい道へと行動に移すのが苦手な大人が多くいます。

でも、それじゃおかしいよね!と考える人たちもSNSによりどんどん増えていて、参政党やNHK党などが票を集めるようにもなってきています。(でも結局、従う相手を変えてるだけの場合も、、、)

本当に必要なのは「どれについてゆくか?」よりも、「あなたはどう考えるか?」だと思いますね。 

しかし、ここで間違えてはならないのが、私は今の大人たちをどうこうしたいのでは無く「これからを生きる子供たちに、どのような環境を用意すべきか?」なので、もちろん大人達に意識を変えてほしいとも思いますが、切に願うのは「今の子どもたちの邪魔をしないで」です。

保護者や先生、地域の大人たちが、なんだかんだと自己否定と戦ったり、右だ左だ、国だ経済だと学びながら「従っておく」から「自分で考える」に変わっていったりするのはそれはそれで価値があるとも思いますが、もう今の子には、変わるも何もダイレクトに今、デジタル&オンラインで、価値観が見えない状態からのスタートなので、そこを大人たちの価値観で邪魔しないで手放してあげて、自由に成長させてあげて欲しいのです。

なぜなら、これからの世界は死にゆく私たちのモノでは無く、彼らが生きる場所だから。


この記事が参加している募集

ゲームで学んだこと

これからも「オモシロと学び」の情報や考え方を伝えていきたいのでサポート頂けたら嬉しいです!