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ジャズベース 僕の練習 vol.7 コードの音を捉える名人になる(その2)

ジャズベース 僕の練習 vol.7 コードの音を捉える名人になる(その2)

前回の続きです。前回はアプローチノートを一音下からということでしたが、今回は一音上からやってみましょう。
コンプセプトは前回と同じですが再び記しておきます。

ジャズの演奏をやっていて悩みどころはコード進行があることです。特にウォーキングベースは言わばずっとアドリブをやっている感じで、誰がこんなめんどくさい事を始めたのか、と思ってしまいますね。よくジャズ理論などではコードに対してどんなスケールが使えるかなど解説しています。でも実際の演奏の時にいちいち全部のスケールの事を考えている時間はありません。まずはコードトーン。つまりコードの構成音をしっかりと捉える事が上達の早道です。

前回ではトライアードと呼ばれる3和音に半音下からアプローチする音を加えて4音での練習をしました。今回はスケール内の音を上から加えて4音にしたフレーズを各コードに合わせて練習してみましょう。アプローチする音により、全音だったり、半音だったりしますが、およそスケールに基づいたものです。もちろん半音にすることも可能で、練習してみると面白い響きを得られます。バドパウエルなどは重音で半音アプローチするフレーズが得意です。

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