食わず嫌いなとき、どう食べるか。
とりあえず、「食わず嫌い」の意味を調べてみた。
食べたことがなく、味もわからないのに嫌いだと決め込むこと。
- Weblio辞書より引用
食の話でいうと、ぼくは「食わずに嫌う」ことは滅多にない。むしろ食べたことがないものに出会うと「食ってみたい!」とテンションが上がる人である。
ただ「コンテンツ」のくくりでいうと、けっこう食わず嫌いしてしまう人である。映画やドラマで言うとサスペンスやダーク系が好きなので、ヒューマンドラマや恋愛ものは滅多にみない。
あと、ミーハーになりたくない自分もいて、世間で話題になっているものをなんか警戒してしまう。それでも「何がおもしろいんだろう」とポケモンGOをやってみてどハマりして、友達が絶賛していたから『梨泰院クラス』を見てみたり。
自分の感覚では一見「おもしろくないもの」にも魅力はあるもの。嫌わずに食ってみると「おもしろいなぁ」となることがある。
昨夜も、食わず嫌いしていたものをやっと食ってみたら「うわ、めっちゃおもしれぇええ!」となった。それは、ネトフリの『スタートアップ:夢の扉』。
実はこのドラマのエピソードを3つすでにアプリにダウンロード済みであった。でも、「なんだかなぁ」とずっと見れていなかった。
「スタートアップ」という個人的な関心トピックだったのが「食おうかな」とせめて悩む隙間があった部分ではあるが、それでも「うーぬ」と踏みとどまっていた。
で昨夜、「とりあえず5分だけ見るか」と見てみたら、もう面白い。夕食中だけ見るつもりが、食べ終わってもそのままずーっと30分見続け、寝る前も見て、結局2話まで見た。続きを見るのが楽しみで仕方ない。
ただ、このドラマのサントラは特別好みというわけではない。僕はずっしり重みのあるダーク寄りのサントラが好きで、そういうサントラが流れると「おおおお!」とテンションが上がるのだけど、それが『スタートアップ:夢の扉』にはない。(そもそもテーマが違うし)
それでも面白いのは、「サントラ以外はめちゃくちゃいい!」という話なのである。「食ってみてよかった」と思うのである。
自分が「おもしろそうだな」というコンテンツばかり見ていると、なんとなく視野が狭くなりそうな感覚がある。だから「おもしろくなさそう。だけど話題だよね」というコンテンツをいかに食うか、このスイッチをどう入れるか?は僕の中での課題になり続けている。
ひとつ浮かんでいるのは、周りの友達や知人からの口コミである。「世間で話題」だと、その発言の主体が「世間」になるので、なんか「食ってみよう」とならない。
でも、親しい友達が「めっちゃよかったよ」と言っていると、重い腰をあげて食べたい気持ちが生まれる。「友達と感想を言い合いたい」という欲求も生まれる。『梨泰院クラス』は、こういう流れで見た。
「これが口コミの本来のパワーなのか」と思うものだけど、一方で、周囲の口コミの力を借りずに「一見おもしろそうでないもの」を自力で食ってみる方法、なんかないかなー、とたまに思う。
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なんかこれは勉強目的か、娯楽目的か、でも変わる気がしてきました。娯楽なら好み全開のコンテンツを消費すればいいし、勉強目的なら嫌わずに食ってみる精神も大事だなぁと。
さて、相変わらず寒い日が続いていますが、というかこれからどんどん寒くなっていきそうですので、みなさん乾燥と体調に気をつけつつ、良い一日を。
(ぼくは加湿器を買おうか検討中です)
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