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波乱の人生〜子供と共に〜
沖縄浮気の翌月、私は北の大地へ戻っていた。
傷心より安堵の気持ちでいっぱいだった。これで安心して子育てができる。
私が私で居られる。広い大地とどこまでも続く空を見て、心の底からホッとしたのを覚えてる。やっぱりこの大地が大好きだ。
年子の子育てを実家で始めて数ヶ月もしない内に、娘の毎晩の夜泣きが始まった。それは必ず1時間続いた。
息子が寝そうになっている時に夜泣きが始まると、頭の中で何かが切れる音
波乱の人生〜救世主現る〜
息子が生まれたのは、娘の誕生日の翌日。そう、ちょうど1歳違いの年子になる。1日早かったら年子じゃなくなるところだった。
未熟児で生まれた息子は、NICUの優秀な医師と看護師達に支えられ、毎日家で絞った母乳を届けた私の努力のお陰で、未熟児特有の病気も無く、めでたくバレンタイの日に退院した。
やっと離乳食を食べ始め、2〜3歩歩ける様になった娘と、未熟児で生まれたての新生児の育児が始まり、私は自分の食
波乱の人生〜宇宙人?〜
もうすぐ娘の1歳の誕生日。
妊娠後期に入る私の体調は、娘がお腹にいた時より良かった。
実は、娘妊娠中、一度入院が必要な程お腹の張りが強く、切迫早産という状態だったが、年末だったので先生が大目に見てくれて自宅で絶対安静と言われ、トイレ以外ベッドから動けなかったのだ。
あの時の、自分の体と赤ちゃんが分離する様な感覚でそろりそろりと歩く必要が無かった。走る事もできる程体感としては順調だった。
娘の誕
波乱の人生〜束の間の幸せ〜
長女が誕生した翌日、彼が東京から帰って来て初対面した。
その時の事はあまり憶えていない。
自分の体に起こる、経験の無い痛みに悶えていたからだ。
産後の子宮収縮の腹痛。母乳を作り始めた事による、背中からナイフで刺される様な差し込む痛みがあった。
この痛み、これから何度も経験する事になろうとは、この時の私は知る由もなかった。
長女誕生後も、彼の生活は変わらな様に見えた。
お産扱いで私の母が滞在中は
波乱の人生〜大転回〜
研修担当部署の皆さんに誘って頂いた飲み会の後、研修担当をしていた男性の一人が私に好意を持っていて、それを知った研修担当部署のみんなが私を誘うきっかけを作ったのが、あの飲み会だったと知った。
確かに、飲み会の時彼は私の隣に座っていた。帰りも私を送ろうとしていた。
そう言えば、あの日の帰り道、私を送ろうとしていた人は研修男以外に一つ先に研修を終えていたチームの男の人二人も居た。
そして、チームの男