会議で決まったことなのか

 お土産でいただいた箱のお菓子で
雷鳥の里 というのがある
サックっとおいしい お菓子。
私が気になるのは お菓子の方ではなく
封入されている 雷鳥だ。
 初めてそれを見たのは 義母からいただいた
お土産だったと思う 数年前のことだ。
おかし~ おかし~♪ と 歌いながら
2人の子供たちと 箱のふたを開けた
何だこれ~!!!
3人で絶叫した
箱の中には ネクタイのごとく金色のひもを結び
きれいに並べられたお菓子の上に
雷鳥がいた
夏の雷鳥だ。
ダイカットされた 画の雷鳥は
きれいな褐色の羽で 凛としていた。
違う
いや違わない
夏の雷鳥だが 問題はそこじゃない

なぜ 入っている?

雷鳥の里というお菓子だから 
雷鳥が描いてあるのはいい
箱のお菓子には そのお菓子の由来などが書かれた
リーフレットが入っているものだが
雷鳥の裏は真っ白だ 
このお菓子は~ などと説明するわけでもなく
ただただ雷鳥がいる。
気に入った。

しばらくたって 近くのスーパーで
駅弁フェアが開催された
その横で各地の銘菓も売っていた
そこにそれは あった
小さい箱の 雷鳥の里 だ。
箱のサイズが 以前いただいたお土産より小さい
入っているお菓子の数が少ないモノなのだろう
まさかな  私は思った。
大きい箱には 大きい雷鳥
小さい箱には 小さい雷鳥
入ってたり・・・する?
買わずには いられなかった。
買った 駅弁フェアで駅弁は一つも買わずに
小さい箱の雷鳥の里を買った。
帰った。
開けた。
居た。
小さい雷鳥が いた。
膝から崩れ落ちた。
買ってよかった。

ふと思う

これ 誰が入れようと思ったの?

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