【田端大学19年5月課題図書レビュー】大本営参謀の情報戦記 - 情報なき国家の悲劇

5月から田端大学に入塾しました、吉武です。

このnoteでは、5月の課題図書「大本営参謀の情報戦記 - 情報なき国家の悲劇」の感想(本記事)を記載しています。また、得られた内容から今の自分が考えるべきことは何かを考察したものは、別記事に記載します。

負けは必然

戦いにおける「負け」のほとんどは、必然的な結果である。
そして、市場や競合他社・顧客の情報を得ようとせず、得られた情報を分析もせず、インサイトの深堀りもせずに作られた戦略に、勝ち目はない。

これが、課題図書を読んだ私の結論です。

なぜそう思ったのか。

課題図書の紹介

Amazonでは、この本の内容紹介は以下のように書かれています。

情報を扱う全ての人へ。先人の貴重な教訓に溢れた名著。
「太平洋各地での玉砕と敗戦の悲劇は、日本軍が事前の情報収集・解析を軽視したところに起因している」
―太平洋戦中は大本営情報参謀として米軍の作戦を次々と予測的中させて名を馳せ、戦後は自衛隊統幕情報室長を務めたプロが、その稀有な体験を回顧し、情報に疎い日本の組織の“構造的欠陥”を剔抉する。
戦史ファン、歴史ファンはもちろん、現代のビジネスパーソンに最適。
「企業の方々が読まれる場合には、戦略は企業の経営方針、戦術は職場や営業の活動、戦場は市場(マーケット)、戦場の考察は市場調査(マーケティング・リサーチ)とでも置き換えて読んでくだされば幸甚である」(まえがき)

情報なき国家の悲劇 大本営参謀の情報戦記 (文春文庫) Kindle版

そして、塾長の田端さんも2017年にこうツイートされています。

僕は、田端さんがこの本をオススメされていたタイミングで即買いして積読して読んでおりませんでして。尊敬している方のオススメはすぐに買って読むべきですね。

帯文やまえがきだけ読んで満足しちゃダメ、ゼッタイ。

情報に対する3つのアクション

この本は、終始一貫して「情報」に対する様々な行動(受け取り方・接し方・行動の起こし方)を、著者の戦時中の体験を交えながら紹介されています。

そして、戦略を考えるにあたり、得られた情報を多角的に分析し→そこから何が導き出されるかを考え判断し→戦略に落とし込み実行に移すことの重要性が説かれています。

また、情報については以下の3つの姿勢で取り組まなければいけないのではないか?と感じました。

1、情報を得ようとする姿勢を常に心がけること
2、得られた情報に対する姿勢と情報の捉えること
3、情報から戦略・戦術を組み立てること

言われてみると、当たり前の内容ですよね。

しかし、そうとはわかっていても、実際にマーケ本を読んだり勉強するとなると、戦略や戦術について書かれた本や最先端の事例などを読み、そして、読み終わるとまるでスキルが磨かれたような気になってしまいがちですが、それではほとんど意味もなく。

では、ビジネスにおける情報は、一体なんでしょうか。
僕は、以下の3つにほとんど集約されるのではないかと考えます。

1. 市場環境(株や為替の値動き、外交なども含む)
2. 競合他社
3. 顧客

以下は、まえがきに書かれている内容の一部です。

古今東西の戦争の例を見ても、相手の意中を知る情報を百パーセント集めて、左団扇で戦いを進めた例は皆無である。これが戦争というものであって、実際の戦場では知りたい情報の半分にも満たない情報で、敵の意中もわからないままに、暗中模索の中で戦いを進めていることがざらである。従って、百パーセントに満たない空白の部分を、どのようにして解明し、処理していくか、これが情報の任に携る者の最重要な仕事である。それが出来るか否かが、戦場で敵情を判断するカギであり、その結果のいかんが勝敗を岐けることになる。

僕の主な仕事は、クライアントのユーザー体験のデザインや、チームのプロジェクトマネジメントをすることです。そのため、情報を意識的に摂取する場合のほとんどは、クライアントのユーザー(3. 顧客)に関する情報です。

だけど、本来は戦略を考える上で、上記の3つ(市場環境・競合他社・顧客)の情報を集めて→分析し→戦略を立てるべきだと思いますし、冒頭に書きましたように、それらをしない場合には、勝ちはないと考えています。

(もちろん、仕事をする上でクライアントが属している市場環境や競合他社のリサーチをし、クライアントがどのように市場で勝つのかという中長期的な戦略を自分なりに考え、今できること・したほうがいいのでは?と思うことを伝えることはあります。)

20代の頃からいろんなビジネス本を読んできましたが、ここまで「情報」に(いい意味で)偏って書かれている(しかも戦争という生々しい戦いを元にした)本は初めてでした。

もし、「最近、小手先のことばっかり情報収拾しちゃってるなぁ」とか「情報に対する姿勢がちゃんとできてるか怪しいなぁ」と思われた方は、ぜひこの本を一度手に取り(積読をせず!)読み、今の自分の姿勢を見直してみてはいかがでしょうか。

(で、課題もやらないと。)



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SES, LLC CEO(起業1年目) / #PM #マーケティング #UXデザイン 領域で活動 / 新規事業立ち上げ準備中 / 里帰り出産と同時に #島根 にIターン #移住 / #日本酒 好き / #田端大学
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