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お金や自分という概念

お金を使うと不安になる。
お金が減って怖いとか、ネガティブになるからよりそうなる。

お金に限らず、自分が何かをなそうとする際には、必ず何かとナニカを交換していることを理解する必要がある。

お金とはそもそもそのために生まれたものだからだ。

減るのではなく、あくまでも交換である。

例えばタクシーでお釣りを断る。

例えばコンビニのレジで募金箱にお釣りを入れる。

誰もがそんな思いに駆られたことがあると思います。

それは心の奥底では目に見えないもの同士を必要に応じて交換していることを知っているからだ。

何故そうなのか?とまず考えると色々捗る

お金が欲しいと思うのなら、そもそも何故お金がこの世界にあるのか、と考えてみる。

自分以外の他人との関係性に悩んでいるのなら、そもそも他人とは何なのか、と考えてみる。

そもそも自分とは誰なのか?

自分が何者かわからないのに自分の人生なんてわかりっこない。

自分がわからないから自分の周りと比べる負の無限ループ。

驚くほどメディアの情報をそのまま素直に受け取りすぎる人が多い。あるいはそんな自分をあえて演出して。愚かな自分という体験を欲しているのだ。

愚かである自分、そこから自戒して再び立ち上がる。

そんな一見すると遠回りだけど自分だけの成功体験を得るため、本当はくだらないと思っている周りの情報に依存するフリをしている。

周りからは馬鹿正直に見えたとしても、無意識にそのような選択や行動をしている。

陰の日常の繰り返し、そのことに気づかないフリをして、ゾンビのように生きるフリをしている。

何者にも成れない哀れな僕ら

多くの人が気付いていない、思い込みの取り扱い注意報が鳴っていることに。すべての間違い。

長男だから家を守らなきゃ。
長男の嫁だから、義理の両親の面倒を見る。
男は甲斐性。
女はいつも美しく、受け身。

それらは自らが作り出した選択肢の一つです。

不健康なのは生活習慣のせいだ、貧乏だからだ。

いいえ、僕たちの体の不具合は、自分本来に最短距離で戻るために起こっている何物にも代えがたいもの。

でも僕らはそれらのすべてにネガティブになり続けている。

あのときにああしていれば、こうしていれば。
健康なら行きたい場所に行きたいときに行ける。
働きたい場所で働きたいときに働ける。

でも貧しいからこそ気付けることがある。

だから病んでいるからこそ見える世界がある。

そもそも体の不自由さと心の自由はまるで関係ない。

すべては自分の劣等感によって、周りと比較して卑下して、自分だけの素晴らしい体験を取るに足らないものだと誤認しているだけ。

自分の周りに起こることのすべてに意味がある。
自分だけの素晴らしい人生という代えがたいもののため。

一方では周りと同調することで安心感を得る代わりに代り映えしない人生を送っているだけなのだ。

すでに自分本来を生きているのに、他の誰かになろうとしていませんか?

それによって自分の中のネガティブを掻き出して自ら苦しんでいませんか?

自分は自分以外にはなれないし、そもそもなる必要はない。

もうそろそろ、すでに自分は完成された人間であることを自覚する時だ。


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いつも本当にありがとう。 これからも書くね。