見出し画像

奇跡はいつもわたしたちに寄り添う

奇跡が起こりました。
そして、奇跡が常に起こっていることに気づけました。

私は昨年会社を退職し、その後の約一年間を無職のうちに過ごしました。

本日はその一年間に実際に私が体験した出来事をシェアしたいと思います。惹かれたらぜひ最後までご覧いただければ嬉しいです。

1.公共職業安定所

私は、まず離職した後に届いた離職票をはじめとする必要な書類をもって、管轄の公共職業安定所(ハローワーク)へと来所し、求職の申し込みを行うとともに手続きをいたしました。

その折、雇用保険受給手続きの際、「社内で繰り返される感染」について心身への負担、を離職理由としてあげたところ、特例による「特定受給資格者」と後に認定され、ありがたいことに(給付制限期間)を経ることなく、失業給付金がすみやかに給付されました。
また「特定受給資格者」となったため、「一般受給資格者」よりも手厚い「所定給付日数」となり、さらにその後60日間の給付日数の延長となりました。

私の前職は社内で感染者が出たとしても、おいそれと現場を止めることが困難な職種であり、私はその現場で働くエッセンシャルワーカーであったためです。(折し日にて窓口で丁寧にご対応くださった職員の皆様や確認書類の提出へと協力いただいた会社の皆様へ感謝申し上げます。)

その手続きの複雑さから公共職業安定所を敬遠されている方は多いと思います。スマホのみで手続きできる「リクナビ」や「マイナビ」で事足りると思っているでしょう。

私もそうでした、でもこうは考えられませんか?
それぞれを上手に利用する、という発想の転換です。

そして、できればまずはじめにハローワークに挑戦してください。
公共職業安定所とは、柔軟性をかく典型的なお役所です。

でも逃げないでください。
沢山の学びが得られます、このご時世にハローワークで働いてくださっている人たちを実際に目の当たりにされてください。
勇気ある人々と言葉を交わしてください、また自分と同じようにハローワークを訪れている人々を見てください。

それとハローワークを利用される際には、いくつかのコツのようなものがあります。まず求人自体は、ハローワークインターネットサービスで調べられるので、ハローワークのパソコンでいちいち調べずに、自宅のパソコンかスマホで空いた時間に調べましょう。

実はハローワークインターネットサービスは、求職登録者でなくとも求人検索はできます。ただし、求職登録者のみにしか見られない求人があります、ですからハローワークにはなるべく求職登録しましょう。
そしてその上で、求職者マイページを開設すると多少はハローワークインターネットサービスでの求職活動がスムーズになりますので、是非ご活用ください。

すべてはただ働いているだけでは経験できない、今だからこそ体験できる宝物です。どうかそれらのすべてを楽しんでください、収入がないと嘆いたり、将来への不安に苛まれて落ち込んでいる暇などないのです。

2.就職氷河期世代の方向けの短期資格等習得コース事業

雇用保険の手続きを進めるとともに、同日、かねてより興味を惹かれていた就職支援事業についてハローワーク内の窓口を訪ね、丁寧に説明を受けたのちにその講習に申し込みを行いました。

その講習はいわゆる公共職業訓練とは少し違い、雇用保険受給者でなくても受けられ、例えば受給期間を終えてしまっている人でも一定の要件を満たせば、月に10万円を受給しながら受けることのできるものでした。

私は上記の通り、雇用保険受給資格者ではあったのですが、その場合でも一定の年齢などの要件を満たせば申し込めるものでした(もちろん給付金の受給はありません)
ただ何となくその資格や講習に惹かれたのです。

そうして私は約一か月後、一か月余りの講習に参加し、無事にある国家資格を取得することができました。またそのカリキュラムの中では職場見学なども付帯し、日程の最後には会社説明会まで開催される手厚いものでした。
そちらの国家資格を取得するための費用は講習料含めすべて無料でした。

3.社会保険関連

会社の健康保険から自治体の国民健康保険へと変更するための手続きを行うため自治体の保険課の窓口を尋ねました。

窓口で正直に現在の自分の状況を伝え、源泉徴収票や雇用保険受給資格者証を提示、離職の理由等をお伝えしたところ、必要な書類をその場で整えてくださいました。そのお陰様で、その後約一年余りの間、国民健康保険料は全額免除となりました。

その後送られてきた国民年金の案内についても同様に、同封されていたごく簡単な書類を返送することにより(※条件付き全額免除)となりました。

どうかこうした自分を取り巻く仕組みを理解することから逃げないでください。スマホで調べたり、問い合わせて確認をしてください。

これは自分たちがどう生かされているのかという基本的な仕組みの理解に大いに役立つものです。ありがたいシステムの中で日々を生きているのだという感謝のためでもあります。

4.住民税非課税世帯に対する臨時特別給付金

年収が一定の金額を下回っていたため、住民税は非課税となりました。
そして住民税が非課税となっただけではなく、のちに臨時特別給付金が支給されました。

未曾有のパンデミックに嘆くのみでなく、そんな中でもしっかりと前向きに活動している人々がいます。自治体からの案内には必ず目を通し、わからないところは素直に問い合わせましょう。

5.転職活動

私はこの機会に転職活動にも励みました。
中でも印象的だったのは、「マイナビの転職フェア」と「リクナビの合同企業説明会」でした。

参加企業のすべてが地元の優良企業や名だたる大企業であり、参加企業がわざわざブースを設営して多くの来場者と直接お話ししてくださるという貴重なイベントです。

折しもこの状況下ということで、全国的に会場型のイベントは軒並み中止となる中、私の地域のイベントは開催という幸運の運びとなりました。
こうした背景から、参加者の数も必然的に少なくなる中、その分一人ひとりの話せる持ち時間は増え、また沢山の会社と話す機会を得られ、とても実り多き経験となりました。
(勿論、雇用保険認定に際しての転職活動実績となります)

また、こうしたご時世であることから、オンラインによるセミナーや会社説明会も多く開催されるようになりました。誰もが知っているであろう有名なところですと、先にも述べましたマイナビやリクナビによるオンラインセミナーが頻度も高く有用です(活動実績となります)

こうした全国規模の会社説明会やセミナーのような機会は前もって調べる必要があり、相応の準備も必要です。個人的にタイミングが合わない場合も多いことでしょう、そんなときには毎月のように開催されている、ハローワーク主催のセミナーや会社説明会(いずれも活動実績となります)を調べてみください。

管轄のハローワークに行けばどこかしらに案内が出ているはずですし、窓口でそのようなものがないか尋ねてみてください。

ビックバンは突然に

これはつい先月の話です。
私はある日のお昼前、久方ぶりに何気なくハローワークインターネットサービスを開き、求職者マイページにログインし、事前に登録しておいた検索条件から求人を見ました。

その一番上に表示された求人内容に惹かれ求人票を開いてみると、これはなんの偶然なのでしょう。
昨年受講した、「就職氷河期世代の方向けの講習」に、わざわざ会社説明会に来てくださった会社だったのです。
(その求人はその日の朝受理されたものでした)

そしてその求人の内容は、私がかねてより惹かれていた、現在街を挙げて行われている一大プロジェクトに付随するものであり、講習で取得した資格が生かせる内容のものだったのです。
私は弾ける様に、その求人に書いてある電話番号に問い合わせをすることにしました、電話をかけながら担当の方のお名前が、会社説明会に来てくださった方と同じであることに気づき、あらためて心が躍りました。

その方も私のことを覚えていてくださり、電話口で会社説明会のことなどを改めて話したりして、軽く求人内容の説明を受け、面接をお願いすることとなりました。電話を終えた私は、急いでハローワークへと向かい、紹介状を準備していただきました。

そしてその職員の方から、もう既に面接等の運びとなっているのであれば、そもそも紹介状の必要はないのではと言われ、確かに現在の私の状況下においてはハローワークから応募せずともよいということに気づき、その職員の方と二人で笑いあったりしました。
面接をお願いした先方のご担当者様も、私がハローワークで紹介状を頂いて持っていくという剣幕に押され、言い出しづらかったのかもしれません。

数日後に行われた面接の際、先方にそのことを告げ、また二人で笑いあったりしました。(ハローワークの紹介状の裏は、選考結果通知表となっており、合否の結果を後日ハローワークにFAXしなければならないため、ひと手間増えてしまいます)
合否の結果はというと、面接頂いたその場で採用となりました。

こうして私は現在、いわゆる無職ではなくなってしまいました。
とはいえ、朝のわずかの時間に自分を活かしているだけの仕事です。

何のストレスもない仕事です。ですから相変わらず、こうして優雅に紅茶を飲みながら自分の好きなことを書いたりできるのです。

かくも奇跡はいとも容易く現出してみせるもの

ここまでいろいろ書いてきました。

私がこの一年間、これまでつらつらと書いていること以外何をしていたのか。それはただ心地よく過ごしていただけです。

唯一気を使っていたのは、やりたくないことはやらないということ。

目を閉じ、耳を塞ぎ、見えない聞こえないフリをしているのは、いつだってわたしたち自身。

どうか順番を見誤らないでください。
先に自分本来の状態に移行することです。
自分本来の心の状態になることなのです。

就職活動は、その後からでも十分間に合います。

***

奇跡を起こすのなんて簡単です。

あなたがあなたを生きていることを形容して奇跡とそう呼んでいるだけだからです。

必要なことは必要な時に起きます。

自分の願いが叶わないのは、それが必要なタイミングではないからです。

どうか自分自身を信じ続けてください。

思い通りにならないからといって、ネガティブにならないでください。

時には人生の遠回りも良いでしょう。

ああでもないこうでもないと、外向きの意識を使い、右往左往するのもある意味有意義です。

私は願います、皆さんが自分に素直に真っすぐに自分の人生を謳歌することを。

最後にもう一度言います、あなたが生きるその様こそを、奇跡とそう呼ぶのです。

ですからすべては自由であり、すべては大丈夫なのです。

さいごに

どうか忘れないでください。
私たちがなぜこんなにも働くことに貪欲になるのか、それは本当の自分に転職したいからです。

そうして本来の自分を生きることにより、社会に対して最大の貢献を行えるようになるからです。

本当の自分を生きることを恐れないでください。
世界が待っています、あなたが自分を生きるその瞬間を。

それでは最後までお読みくださり、ありがとうございました。
皆様の就職活動が実り多きものとなりますよう、お祈り申し上げます。


タイトルイラスト

ふるりさんよりお借りしています。
ありがとうございます。

著者プロフィール

私、ナスノの簡単な自己紹介となります。
惹かれたら是非ご覧ください。


この記事が参加している募集

入社エントリ

いつも本当にありがとう。 これからも書くね。