Mahaloーありがとう
海外の大学院を卒業したのは2006年の春だった。確か、インターンをしていたので、卒業後も少し現地に残り、日本に戻ったのは暑い夏の日だった。
もともと英語も禄に話せないのに踏み切った留学で、授業についていくのは本当に大変だった。睡眠時間は平均2時間で、あまりのストレスからか長期休みに入ると、原因不明の高熱が続いた。国際政治学を志す学生の多くは傲慢な人が多いというのがアメリカでは定説で、英語力が弱い日本人学生に対してほとんどのクラスメイトのあたりは強かった。心身ともに疲れ果てた