見出し画像

拙者が好きな小説のタイプ

好きな小説家
小学生の頃から時代小説にハマり、それはずっと変わらずだけど、
役者再開してからは、「活字を読む」という行為は、台本を読む方を優先してるうちに、小説は一切読まなくなってしまったけど、最近大人買いした作家さんを最初に書きます。

柴田錬三郎

柴錬立川文庫は、自分が初めて濡れ場の描写に触れた小説かな?その前に海外のハードボイルド小説もあったけど、かなり興奮した記憶があります。(まさに中学生の頃だったので)

立川文庫が、紙の本が売れない現代でも、続々と新刊が本屋に平置きされる「娯楽」時代小説のはしりです。

山田風太郎
小学生の頃に朝日新聞の夕刊に、切り絵の素晴らしい挿画と共に「八犬伝」が連載されていて、
夢中で読んで切り抜いてました。
戦中派不戦日記とか、買ってあるけど後回しにしている本や、後から発見されて刊行された「忍法帖」物や、忍法帖に並ぶ代表シリーズの「明治物」も、全部は読んでいないので、リストアップして読みたい。

バジリスクの原作「甲賀忍法帖」は、日本語読める人ならば必ず読むべし!!と個人的に考えている大傑作!!!!!

山田風太郎と藤沢周平を交互に読んでいて、
藤沢周平作品は、半分程読み残しがあります。

司馬遼太郎

先入観として、司馬史観という言葉とかで、難しい印象があって、
後にそれこそ立川文庫が創作した「霧隠才蔵」を主人公とした「風神の門」
を読んで、あまりの面白さ、読みやすさに、いままで避けてきて損したー!!
と思った昭和を代表する大作家だけど、
娯楽小説も名手の歴史作家様。

本来は、司馬遼太郎さんの本を十代とか、若い頃から沢山読んでたら、また生き方も変わったかな、とは思うけど、

基本、格闘技好きなので、剣豪小説が中心で、一世風靡した津本陽さんの迫真の剣戟描写には息を呑みました。あの世界は、実写化はまだ出来てない、山田風太郎忍法帖もそうだけど、 「文だからこその面白さ、味わい深さ」の世界。

後は、現存する作家さんでは一番原作が大河ドラマに起用されているのではないかと思われる高橋克彦さんも、ハマって沢山読んでいた時期があります。

基本的に、俗世を忘れさせてくれる、伝奇時代小説や、
人間の情感、情緒を知り、味わう人情物(山本周五郎や、長谷川伸が代表的作家で、共に昔は映画化される率が多い作家さんだった。)
が自分の好きな小説の主軸です。

漫画の方がジョジョとか、好みに該当する作品が多そうなので、
漫画の大人買いも視野に。

追記・小説は一切読まなくなったと最初に書いたけど、敢えて好きな作家さんは挙げないけど、

「実話怪談」が大好きで、コンビニで小説でもコミックでも、ついつい買っては、大体が短編なので、よく読んでます。

怪談といえば、うろ覚えの薀蓄かますと…落語の台本作家でもあった、最初の「捕物帳」である、「半七捕物帳」の作者、岡本綺堂は、確か「番町皿屋敷」を書いた人です。

時代小説といっても、剣豪物から捕物帳、股旅物(笹沢左保の「木枯し紋次郎」は、一部を抜粋した「紋次郎 中仙道を行く」という、当時中公文庫から出ていたのを、半ズボン履いた小学生だった自分がレジに持っていったら、レジのおじさんから「これ、坊やが読むのかい?」と、大きなお世話なんだけど、驚かれた事がありました。捕物帳にせよ木枯し紋次郎にせよ、長編を毎号分けて掲載するのもあるけど、これらの作品は、毎号読み切りなので、基本「短編」なので読みやすいです!!)

リアルの自分からしたら意外だと思われそうだけど、太宰治や三島由紀夫とかの純文学に触れる機会は、国語の授業以外になかったのは、

小学生という幼い時分に「大衆小説」の面白さに目覚めてしまったからなのです。

あとは、サリンジャーの「ライ麦畑でつかまえて」を数え切れない程何度も読み返してました。自分にとっての純文学はサリンジャー。

液晶画面ばかり観る様になってから視力低下が甚だしいので、積極的に紙の本を読書していこうと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?