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せっかくの問題意識だから。

新潟にいる弟夫婦から紅ズワイガニが届きました。
採れたてを茹であげたあと冷凍せずすぐに輸送してくれたので、すっごく美味しかった。これはまた、送ってもらおう(^^v

さてさてタイトルの話。

最近、新しい若い人たちがうちに事業合流(直営事業開発やパートナー政策など)してきたこともあって、同じ歳のころの自分を思い返したりすることが自然と増えています。

振り返ると、会社や仕事にも慣れていい気になっていたころ、問題意識の持ち方とか批評力なんかをギラギラさせて「俺の仕事力はすごいのだ」という「自己宣伝」を絡ませていくようなタチの悪い仕事ばかりしていた気が、、します。やりもしないうちから、いちいち「Yesか、Noか」とか「やる意味あるのか」とか。(当時は分からなかったとは言え)いま考えると過去を消したいほど恥ずかしい。関わってくれた方たちに嫌な思いもさせたし、会社やチームにも迷惑をかけました。

いま、自分よりもずっと若い社内外の人たちといっしょに仕事をすることが多いわけだけど、同じようなことを若い人がやっている場面に出くわすと、「やっぱりダメだよな」と思うんです。

要らない私心を誰かが持つと、議論は「Yesか、Noか」の勝ち負け論のほうに陥りやすくなります。理想やベストは、相手と相手の考えていることを尊重しつつ、自分の考えていることと足し算&掛け算することで、「Yesでもあり、Noでもある」の新境地を見出して、お互いの想定を超えるような思考レベルや最適案を編み出していくこと。
すべては、ひとつの目的目標に向かって、一人力ではとても果たせないような大きな仕事力や結果を生むため、です。

問題意識を薄めろ、妥協しろ、ということではなく、もっともっと高いところで活かせるのに「もったいないな」と、思うんです。自分の場合、一人力(独りよがり)が通用しない失敗や挫折のほうが多く重なっていくことで、否応無しに分かってきたように思います。

こういう思考法を、難しい課題やチームワークのなかで発揮できる人を育てていくのはなかなか大変なんですが、ひとつには「かつての自分」みたいなやり方を通そうとする人を見つけたら、「俺みたいになっちゃうぞ(批評や理想ばかりを並べて、それ以上のことをやらない口だけのヤツ)」と説いてあげるのが、いちばん効いたりします。
そういう自分の体験を持ち出して話してあげると「俺みたいになっちゃう」のは、みんな「たしかに嫌だ」と思えるみたい。。

まだまだもっともっと「上」や「先」にいける、と思います。

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