人の裏表を垣間見ると心は壊れる・・・

人間関係って本当に難しいし、正解ってないですよね。それはぺいぺいの末端でいれば、そうでもなかったけど、自分に部下が出来て、ある程度の立ち位置になると、結果的に無駄に気を使う必要が出てくるなあと・・・

例えば、仕事を誰に振るか?これも難しいですよね。一番自分が楽なのは自分の気分にあって、使いやすい部下。あれこれ指示してロボットのように扱えるというメリットを考えてしまいます。

次に、放置プレイが可能な自立的なヒューマノイドっぽい部下。何も言わず自分の意図を汲んでくれて勝手にやって勝手に成果を出して経験値をあげてレベルアップしていくタイプ。これ楽です。

でも、それって部下というより、部品としてみてしまっているってことですよね。だから、結果的に本人の能力が伴わなくてもアサインしようと思ったり、勝手にやれると思ってもちょいちょいフォロー的なものも必要だったり・・・能力=仕事の成果では決してないんですよね。

それに、全員が全員そんなタイプでもないし、人間なのでムラッ気があったり、お酒飲んだ次の日は使い物にならなかったり、はたまた好き嫌いが激しいタイプだったり、色んな人がいる中で意識高い系の本とかでは、それはリーダシップとかマネジメントだとか言うけど、実際ね、そんな事なんの焼くにもたたないなあと。

今日は部下が素敵な上司だと言っても明日は素敵な上司だとは限らない。部下の全ての要求や満足度を高める事は一瞬がんばれてもずっと維持するのは難しい。仕事や性格を含めて得て不得手もあって、損得勘定の天秤をかけて生きているのは自分も同じ。

だから、結局チームマネジメントって、バランスを維持し続けることが最低限の約束事にするしかないのかなあと・・・

仕事の割り振りも偏らないように・・・

楽な仕事、メンドクサイ仕事も偏らないように・・・

おいしい出張、めんどくさい出張もバランスよく・・・

なんか、これって良いマネジメントなのかね?

そんな苦労をしている(つもり)で、がんばっていたとしても、部下や周りの評価やコメントを回りまわって別の人から聞くと本当に凹む。

なんて事ないシーンで、ものすごく不満をもっていたり、

自分の前では何も言わないとしても、後で裏で色々言っているのを聞いたり・・・

もちろん、全て自分のマネジメントが悪いっていうのはその通りだけど、それでも僕も人間だから、気持ちで生きている生き物としては本当に凹む。

でも、その凹んでいる事すら、表現できないって切ないよね。

それは、意識高い系の本でいうと、コミュニケーションがはかりきれてないってことになるんだろうけど、自分も下っ端だった時に本音100%は出してないし、結局、それは割り切るしかないのかなあと。


そういう意味で、人の裏表を見ずに淡々と仕事するのが精神衛生上良いはずなのに、それでは結果が伴わない不思議な事象はなんて定義すればいいんだ?

自分の心を守る最大の武器は、人の表裏を見ないようにする事に限るね。




とある企業に勤める新米マネージャー 昔課長島耕作に憧れを抱いていたけれども、いざ自分がなってみると感じたリアルとバーチャルの境目に苦悩する日々をつらつらと書いたもの