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SNSマーケが嫌い、という話。

※先に言うときますが、「好き/嫌い」という主観の話であって、「正しい/正しくない」とか「やるべき/やるべきでない」みたいな話ではありません。

そもそも「SNSマーケティング」とは何者か

SNSを使ったマーケティング活動です(そのまんまや)



ちゃんとしたやつが知りたい方はそういうサイトやnoteへどぞ。


なぜ「SNSマーケティング」が嫌いか 

SNSは消費者の遊び場であるべきで、そこに企業が企業の顔をしたまま入って来られると大変シラけるし、正直うるさい。

たまに居酒屋で出会うタバコのキャンペーンガールの人とか、これの心理と近いんだろうなと思う。仲間内でわいわい盛り上がってるとこに「ウチの商品良いんですよ~買って買って~」とか言われたときの、あの感じ。

買う人もいるかもしれないし、このやり方が間違ってるわけではない。その場のノリで買ってくれる人もいる。でも、「私は嫌い」なのでやらないし勧めないわけです。

もちろん仕事で「SNSマーケやりたいんだよね、やった方がいいんでしょ?」みたいな人には会う。提案もする。
けど、前述のような押し付けがましいSNSマーケは絶対に勧めません。結局、効果が出なくてROIが〜とかいって手を引く未来も見えてるし。


「好きになれるSNSマーケティング」 

じゃあ、SNSマーケがだめなのかと言うと、そういう訳じゃない。
SNSマーケやってる企業が全部きらいかというと、そうでもない。

じゃあ何ならいいのさ、と。

SNSマーケの鉄則のひとつに、「中の人の顔が見える情報発信しましょー」みたいなのがあります。
企業が企業の顔して企業の言いたいことを言うだけのアカウントはユーザーに愛されません。ってことですね。

これを会社としてちゃんと貫いてるアカウントは好きだし応援したいな、と思ってます。

SNSマーケには覚悟が必要である。

SNSマーケティングはブランドリフトやバズでの話題作りなど、直接的なCVより手前に効果があるというのが一般的です。
なので、評価指標や運用の目的もそこにあるべきです。
でも企業側ではまだ「売上にどれくらい貢献するの?」に1番関心が高い意思決定者が多いのではないですかね。。


SNSが購買につながると言う話が出て久しいですが、これは上手にSNS運用してきた結果だと個人的には思ってるので、SNS始めて一朝一夕で購買につながる訳ではありません。
世界観を作り上げて、それに共感してくれるフォロワーを集めて、そこから購買への効果が出始めるはずです。
なのでこのプロセスを見誤って「SNSって商品売れるんでしょ」は好きになれない考え方ですね。

また、正直プラットフォームにかなり偏りがあると思ってます。
【インスタ→ECサイト→購入】は納得いくんですが、【Facebook→ECサイト→購入】は何となく想像つかないんですよね。
(SNS広告からの購買は大きいと思ってます。ただし個人的にはSNS広告は広告とカテゴライズするとしてSNSの定義からは外してます)

これを考えずにFacebookとTwitterとインスタで同じ写真・同じコメントなんてことやってる企業は「あ〜手抜きだな〜本気じゃないんだな〜」と思ってしまうのでこれまた好きになれません。

結論、私が嫌いなのはSNSマーケティングじゃない

SNSマーケティングがどう、ではなく本気で頭使って向き合ってないマーケティングが嫌いなんですよね。
SNSって無料だし何となく伸びてきてるし、で始めやすい分そういう人たちも入ってきやすいんだと思います。

なので、SNSマーケティングも本気でやってほしいなって話でした。
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