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レゴテキーラ観覧車 改

この記事は「ハックツ&YOSHINANI合同アドベントカレンダー Advent Calendar 2024」の25日目です。

はじめまして!
9月からYOSHINANI LEGOチームに参加しているデンデンです!
今回作成した「レゴテキーラ観覧車 改」について紹介させていただきます。

テキーラ観覧車とは?

まず初めにテキーラ観覧車とは?
と疑問に思われる方もいらっしゃると思いますので簡単に説明させていただきます。テキーラ観覧車とはその名の通り観覧車のゴンドラ部分にショットグラスを載せたもので以下の画像のような感じです。
クラブやキャバクラで使われることが多いです。

テキーラ観覧車

以前も作っていた!?

ご存じの方もいるかとは思いますが実は株式会社YOSINANIでは、
以前にもレゴ「10247 Ferris Wheel」を改良してテキーラ観覧車を
制作した経験があります。なので今回はその際使用した
テキーラショットを載せる枠や装飾部分についてのノウハウを活かし、
制作に取り組むことができました。とはいえ今回は既製品を改良するのではなく、観覧車部分のホイールや土台については0から作るという挑戦で多くの課題があり、試行錯誤を重ねる必要がありました。

以前作成したテキーラ観覧車
「10247 Ferris Wheel」

まずはホイール部分!

観覧車の作成に当たり最初に手を付けたのは
ホイール部分でした。
ホイール作成時に用いたのはこちら!
なにかわかりますか?

(ブリッカーズより引用)

そう!トレインレールです!
できるだけ大きく!ただし丈夫なホイールを作るには最適なパーツということでトレインレールを採用し作成にあたりました。
その結果完成したのがこちら!

観覧車

直径80㎝越えの大型ホイールが完成!
ビームを中心にレールパーツを繋げて補強しました。
多くのビームを用いたことで安定感のあるホイールができたものの
その重さで横揺れが激しく、到底ショットグラスを載せて回せるようなものではありませんでした。
なので次は安定した土台をつくることに!

安定した土台の作成!

はじめ観覧車の土台は32×32のプレートパーツを4枚の上にブロックパーツを配置しただけの非常に簡素なものでした。
ショットグラスなどを載せない状態であれば普通に回ってくれるのですがショットグラスを載せホイール部分が重くなってしまうと土台部分から伸びているビームが横揺れしホイール部分と接触し回転しなくなるという問題が発生しました。

プレートパーツの上にブロックを載せた簡素な土台

なので次はプレートブロックの上にテクニックブロックを3段載せ、土台から出るビームを4本から6本へ増やし横揺れ対策をしました。

テクニックブロックを用い土台からのビームを6本に

この対策により、かなり丈夫になりました。
しかしお酒を入れて回すにはこぼれないか少し心配な強度でした。
テキーラ観覧車に課されているのは
「早い回転やお酒に酔った方が少し乱暴に扱ってももこぼれないこと」
それにはまだ強度がイマイチでした。
どのように補強すればよいのかわからなくなっていた時に兵頭さんから
「テクニックブロックを今の3段からもう少し多くして中央のビームも増やすと土台部分がかなり安定するはず」とアドバイスをいただきました。
その通りに改良するとこのような感じに!

テクニックブロックを増やし中央のビームを8本に

画像だとわかりにくいですが
これにより土台がかなり安定するようになりました。
またビームの本数が増えたことにより横揺れだけでなく
ホイール部分の重さを分散させることにも成功しました。

とはいえまだまだ重い!つぎはショットグラスの変更

画像左:23gのプラスチック製ショットグラス画像右:80gのガラス製ショットグラス

土台もかなり丈夫になりましたが所詮はレゴブロック
耐荷重には限界がありました。
なので軽量化できるところから
軽量化しようということでショットグラスを変更することに!
初めは画像右のくびれのあるタイプのガラス製のショットグラスを使用していました。くびれがあるため枠にフィットしやすく一般的な形のショットグラスでありテキーラ観覧車に適したものでした。
しかし一つ重大な問題が、、

それは非常に重いということです。
一つあたり80gとずっしりとした重さがあり
これを16個観覧車に載せる場合約1.3㎏に、、
ここにお酒を入れるとより重くなってしまいます、、、
なので様々なショットグラスを探し見つけ出したのが
画像左のショットグラスでした。
プラスチック製で1つあたり23gと非常に軽いものです。
ただ従来のグラスとは直径が異なり
くびれがないため枠から滑り落ちそうになりましたが
枠もグラスに合わせて変更しなんとか観覧車部分が完成しました!

イルミネーションと装飾の取り付け!

観覧車が一応形としてはできましたがまだまだ無機質で観覧車らしいきらびやかな感じがありませんでした!なのでレゴブロックやテープライトを用いてよりきらびやかにすることに!

装飾がなく無機質な観覧車
(500mlのペットボトル×4を用いて耐久テストをしている様子)

まずは1x4のプレート!を用いてホイールの外側部分を装飾!

ショットグラスも載せて明るい感じに!

だいぶ明るくなりましたがより一層明るく
きらびやかにするために次はテープライトを巻きました!
するとこんな感じにパワーアップ!!

完成!


製作時間:2週間
製作費用:15万円(人件費含む)
大きさ:20×86×98(㎝)
グラス数:16個

様々な壁にぶつかり心が折れそうになる時もありましたが何とか完成させることができました!

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