「いそがしい」って言ったら心を亡くすって、本当だろうか?
「忙しい」って、「心を亡くす」って書くから、言っちゃいけないんだよ!
そう言われたことがあるから、時々そのフレーズが頭の中で暴れる。
いや、暴れていたことがあったから、今は、登場したらひとまず「こんにちは」と心の中であいさつをするようにしている。
つい考えてしまう。
「いそがしい」と言ってしまったら、本当に心を亡くしてしまうのか。反対に、「いそがしい」と言いたくなる時、言わないようにぐっと押さえつけたら、果たして心を亡くさないでいられるのか。
そもそもの意味を調べてみると、
『急いでしなくてはならない事に追われている。する事が多くて休む暇もない。』
『落ち着きがなく、めまぐるしい。』
などとある。
確かに、こうやって表現を見るだけでも、いそがしい。
ゆっくり休めないとか、やりたいことに取り組む時間がないとか、できていないことに目が向いて、気持ちも焦ってしまう。それが積み重なると、自己嫌悪に陥ることもある。だから、心を亡くすと言われるんだろう。
でも、そんな状況にあるとき、「いそがしいと言わない」と言い聞かせることは、どんな効果が期待できるだろうか。むしろ、見ないように目を背けたり、気づいていないかのように振る舞う方が、自分の心を亡き者にしているということはないだろうか。
頭の中でぐるぐる回るくらいなら、いっそのこと「いま、いそがしいです」と正直に言っちゃう方が気持ちいい。「いろいろやってる証拠。よくやってるやん!」と、心の中で褒めてもいい。
どうしようかと考えるのは、目の前の状況と心の動きの矢印を合わせてからでも、きっと間に合う。言うだけでは状況は変わらないけど、自分を変に苦しめる必要がなくなるから、心も息を吹き返すに違いない。
いそがしいと言わせないように監視するよりも、自分も他人も認めて褒められるような心を亡くさないようにしたい。
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