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コミカル聖書

今の僕にとって良書と思ったので書きます。
この本に出てくる言葉で私にとってキーワードがいくつかありました。

・自分の人生がどうすればいいのか分からない。
・努力に疲れた
・もうこれ以上頑張れない

おそらくこの本のペルソナは上記の悩みをもつ人のために書かれたんだと思います。
聖書には「自分の努力で何かを達成するな」と数多く記されているようです。
「成し遂げるのは君ではなく、神だよ」と。
船を漕ぐことを例として考えます。
あなたは確かに船を漕いでいます。
船が進むためにはあなたの自助以外にも大事な要素があります。
波の強さ、風向き、風の強さ、雨天、雷雨、、様々です。
自助とそれらが相まって船は進みます。

現代社会ではどうしても努力での推進力が求められ、努力こそが人生の推進力と表わされ重要視されます。
それがきっと人間を必要以上に追い込むのでしょう。

聖書では自分のオールだけで進もうとする人は必ず神様に怒られます。
船を自力で漕ぐよりも風に身を任せた方がよいこともあります。
あなたが漕いでも漕がなくても進むときは船は進むのです。
言葉を変えると、自力×環境(変えられないもの)で船は進むのです。

環境に勝てるほど人間は強くないのです。
だから人間は助け合うのです。

環境とは何でしょうか。
波や風と表現しましたが、あなたにとっての環境とは何でしょうか。
あなたの環境とは周囲の人間関係になります。

あなたという人間はあなたと出会う人が決めます。
あなたが人間を変えるという発想でいるのなら、完全な驕りです。

少子高齢化で仕事が無くなることに対してあなたは何かできますか?

あなたは弱い人間なので周囲の人々に頼ります。
あなたは弱い人間なので周囲の人間に助けてもらいます。
だから人間には人間が必要なのです。

アダムはさみしがりやだから神がイブを創ったのです。

聖書にはそんな自助主義の人の目を覚ますことのできる言葉が記されています。
あなたができることは
・環境を選択すること(逃げること)
・環境の手入れをすること(周囲の人間と助け合い生き続けること)
・環境を観察すること(周囲で何か不足な事態は起きないか)

あなたは森や海、空を変えられないのと一緒ですが、あなたが船で遠くに行くには風も波の力も必要です。
雨が降っていらつくのはあなたが傘を持っていないからです。
電車に乗り遅れてキレるのはあなただけです。

自分が無力であり周囲の環境を変えることができない存在と認識して
もう一度「変えられないもの」を見直しませんか。
あなたにとっての風はなんですか?森はなんですか?
それを認識して生きてみましょう。

最後に、隣人愛が大切です。
あなたを助けてくれるのはあなたの周りの人だけです。
あなたは環境に生かされているとしたら、
環境の手入れをしてください。
そんなメッセージを本書から頂きました。