
2020年を振り返る.
コロナの猛威があり,激動の1年となりました.そんな中,会社として,どのような取り組みがあったのか.どのような変化があったのか.最終的に会社として成長はあったのか.振り返っていきたいと思います.
採用
まずは採用について.今年は,千葉の取締役CTO就任,中途3名,新卒1名.と,年初に定めた採用計画を達成することができました.
それぞれがどういった経緯で入社に至ったか以下となります.
・千葉:リファラル(僕の新卒の時の同期)
・中途Aさん:リファラル(社員さんの紹介)
・中途Bさん:リファラル(僕の紹介)
・中途Cさん:リファラル(僕の友人からの紹介)
・新卒Aさん:Twitter
上記からも分かる通り,弊社はリファラルでの採用が中心となっています.当たり前ですが,紹介頂いたとて,手放しで喜び内定を出すわけにはいきません.弊社では何度かカジュアルに会話をさせて頂きます.その後,双方納得の上で入社試験を受けて頂き,合格すれば内定となります.(採用プロセスの詳細については別途書きたいと思っています.)
今期,自粛前でしたので,中途の方とは何度かお会いし,一緒に食事をし,お互い納得の上で技術試験となりました.全員未経験でしたが,弊社の入社試験を見事突破し,入社してくださいました.
新卒の方は弊社として初めてのTwitterからの採用となりました.DMで何度かやりとりさせて頂き,その後Zoomで面談し,内定となりました.
他社からも内定を頂いていたのですが,弊社に入社をきめてくれました.その時の内容が単純に嬉しかったのと,SESの良い部分をみてくれている学生さんもいるんだよ.といった事を知ってもらいたいので,本人に了解を得た上で,内定承諾のメッセージを以下に公開させてただ来ます.
この方に関しては,入社するまでリアルでは一度もお会いすることなく,全てがオンライン上で行われました.新しいカタチだなと感じたと同時に,この形式でのプロセスもしっかり確立させねばならないなと考えています.
そして,今では全員が大活躍です.本当に嬉しい.
社内の各種とりくみ
今期,新たに取り組んだ試みがいくつかあります.それがこちら.
・OKRベースのサポート制度開始
・経営会議議事録の公開
・帰社日MTGの構成と運営変更
・コードベリーポスト設置
・社内技術コミュニティの立ち上げ
OKRベースのサポート制度開始
若手で未経験な社員も増えてきたこともあり,より成長速度があがる仕組みがあれば,社員にとっても会社にとっても有益なのではないか.そしてエンジニアとしての成長が弊社のMISSIONである「エンジニアの価値向上」につながると考え,サポートする仕組みとして導入しました.
詳細は牧野の記事を見ていただきたいです.
経営会議議事録の公開
これまで経営会議の内容は役員に閉じていましたが,僕を含め,役員が何を問題と感じ,何を考え,どういった行動をとっているのかなど,より会社の今後を知ってもらいたく,議事録を公開することにしました.
帰社日MTGの構成と運営変更
これまで会社から伝えたいことを共有する場でしかありませんでした.これを双方向のコミュニケーションがとれる場に変えていきました.
こちらは記事になっているのでご覧いただければと思います.
また,必ずアンケートを取り,次回の帰社日に反映.いわゆるPDCAサイクルを回すことで,社員の皆さんにとってもより有効な時間とすることができてきています.例えば,「もっと議論したい」「各コンテンツの目安時間を明記してほしい」など社員の声から反映された良い部分が結構あります.
コードベリーポスト設置
言いづらいことを会社に伝える仕組みがあったほうがいいのではないか?そこからgoogle formを使って匿名でも投げられるポストを作りました.
「社員の〇〇さんがすごい成長をしています!」
といった,すごいポジティブな投稿があったのが驚きと喜びでした.福利厚生などについての質問などもあり,有効な手段のひとつだなと感じています.
社内技術コミュニティの立ち上げ
若手メンバーのソースコードレビューを役員だけで今後も実施していくのは限界があります.なので,「助けてください.」と,言うのと,「技術で遊ぼう.」が起点なり,ベリーズ工房というどこかで聞いたことのあるような名前のコミュニティを発足しました.
トップダウンにしたくなかったので,できるだけ僕は外様にいようと思ったのですが,僕の伝え方がよくなく,メンバーからも「どこ目指しているのかわからない」など疑問の声があがってきました.
そこで,仕切り直すべく,ベリーズ工房内で運営チームというのを作り,そこは一旦僕を中心に思想などを言語化し,伴走してコミュニティ運営をすることにしました.コミュニティとしてのビジョン,ミッション,バリューを定義し,ロードマップを一緒につくり,それにそった行動をとっていく予定です.
僕はこのベリーズ工房が社内外にとって,「株式会社コードベリーにベリーズ工房あり」と,いった認識がなされ,憧れのコミュニティになればよいなと考えています.
そして,このコミュニティのバリューに設定している部分がすごく大事だと感じているので共有させてください.
技術で遊び未来を楽しめる状態を作り続ける
ワクワクしませんか?この行動指針をもって技術力を向上させていくことで,エンジニアの価値をよりよい状態にしていきたいなとも感じています.
育児休暇
弊社はじめての育児休暇です.これは本当によかったです.何が良かったかは以下の記事を是非読んでいただきたい.そして叶うならば拡散して頂きたい.
育児休暇についての本人の感じたこと,奥さんの感じたことをしっかりと聞けたインタビューとなっています.
会社としても今後育児休暇は是非取得してほしいと考えています.
士業の方との顧問契約
起業当初,会社の体力もないですし,極力自分で全部やろうとし,税理士とすら顧問契約を結ぶことをしていませんでした.それが3期目から税理士の方と顧問契約をし,今期は税理士の方からの紹介もあり,社労士,弁護士と顧問契約を結べることができました.
社員を守るため,会社を守るため,また,会社で事業を拡大していく上でのリスク回避など多くの面で助けを請うことができます.社員の皆さんにとっても安心を提供できる施策のひとつだったのではないかなと考えています.
客先での働き方
いちプログラマーとして,これが相当大きな変化でした.これまでも,運用チームの責任者であったりと,業務委託でも一部の人にはリモートでの作業が許可されていましたが,あくまで「休日などの緊急作業用」という位置づけでしかありませんでした.
エンドユーザがリモートワークへ振り切る判断をした結果,僕ら業務委託メンバーも同様にリモートワークとなったのです.もちろんいいことばかりではないですが,僕がどれだけがんばってもこの変化は起こせなかったと思うので,まずは良い部分は継続し,悪い部分は,今後の課題としていければよいかなと考えています.
リモートワーク主体となった方々は感じていると思いますが,やはりオフラインでのコミュニケーションも大事なんですよね.なので,例えばですが,週3はオンライン,週2はオフラインなどのやり方も考えていきたいです.もちろんコロナの状況次第ですが...
営業
SES営業といえば,お仕事をくださる顧客を探すのもそうですが,一緒に働いてくれるエンジニアを探すのも仕事のひとつです.顧客に対しての営業はこれまで通り「エンジニアとして現場で成果をだしていく」でやってこれたと思っています.ここについては過去に書いた僕の記事を読んでいただければと思います.
さて,では一緒に働いてくれる人をどう見つけるか.なのですが,今までは積極的に探すことはしていませんでした.しかしながら,顧客からの要望も増えていくなか,毎回のように「人いないんですよね.」とお断りするのも申し訳ないですし,そもそも機会損失です.そこで,良い人,良い会社と出会うため,Renew SESと銘打って新たな施策を実施しました.詳細は下記ページを御覧いただきたいと思います.
7月にリリースし,現時点で4名成約し,客先(今はフルリモート)で活躍して頂いております.
今後もよきパートナーさんと弊社MISSIONである「エンジニアの価値向上」を突き詰めていきますので,共感いただけましたら是非上記サイトよりご連絡ください.
資金調達
今回の騒動を受け,最終的に,政策金融公庫,朝日信用金庫それぞれから2000万円ずつ,合計4000万の資金調達を行いました.
調達理由は大きく以下2つ.
・本当に借りたいときに借りやすい未来を作るために信用を買う
・何かあった時もキャッシュがあることで社員に安心してほしい
調達を考えるきっかけとなったのは,コロナもそうなのですが,どちらかといえば,田原さんとの出会いが大きかったです.
ちなみに,どうやって出会ったかといいますと,弊社を知ってもらいたく,まずは僕が前にと,Twitterで活動をはじめたところ,偶然出会うことができました.
Twitterはじめた話や,出会いについて,もし興味あれば御覧ください.
まとめ
弊社は今期,売上目標を3000万ほど上回りました.SESなので人が増えれば売上はあがります.しかし,信頼関係あればこそなのです.社員の皆さん,パートナーの皆さん,顧客の皆さんとそれぞれ信頼関係ができてないければ,売上があがるどころか,状況は悪化していたと思います.数あるシステム開発会社の中で,弊社のような小規模企業がいい結果で今年を終えることができるのは,これまで社員,関係者一同真摯に向き合った開発をしてくれていたからだなと実感しています.
皆様に感謝して振り返りを終えたいと思います.
本当にありがとうございました.これからもビジョン・ミッション・バリューをベースにより素晴らしい企業にしていきます.