【Caitlin's】アメリカは馬鹿げたことに「自衛」を主張しながら、シリアを爆撃する。
この記事が発信されたのは、2021年2月21日であることに注意して欲しい。ケイトリンさんは過去にシリアに関する記事をたくさん書かれている。彼女のこれまでの論考は、現時点でのシリア情勢を理解するために役に立つと思うので、過去に遡ってシリア関連記事をいくつかピックアップして訳していこうと思う。
バイデン大統領の命令で、アメリカはシリアの施設への空爆を始めた。この執筆時点で、死傷者の正確な数は不明だが、初期の報告では「数人」が死亡したとされている。
西側の大手メディアは、ジャーナリズムとはほど遠い行動を取り、アメリカ政府が空爆について発表した内容を無批判にそのまま繰り返した。これは事実上、国防総省のプレスリリースをそのまま掲載しているのと同じことだ。
以下は、ワシントン・ポスト紙の記事からの抜粋。:
つまり、アメリカがシリア、すなわちアメリカが侵略し違法に占領している国に空爆を行った理由は、イラク、こちらもアメリカが侵略し違法に占領している国だが、そこの「アメリカ拠点」への攻撃が原因だと言うわけです。
この攻撃は、イラクの戦闘員が「イランと繋がっている」という主張を根拠に正当化されているが、この主張には全く証拠がなく、致命的な軍事力の行使を正当化するには無関係なものです。それにもかかわらず、これが主流メディアでは「自衛」作戦として報じられているのです。
ここから先は
2,548字
/
1画像
この記事のみ
¥
490
期間限定!PayPayで支払うと抽選でお得
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?