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第52回 自分の「強み」を人のために使うことで高まる充実感 ~チャームポイントは人の役にも立っています!~

 自分の強みを発揮すると、充実感をもっていきいき働けるし、成果が出せる―。このコラムでは何度となくお伝えしてきましたが、今回は、この強みを他の人のために使うとさらに大きな幸せにつながります、というお話です。

1.自分の強みは自分にも周りにも恩恵をもたらす

 わたしがこの「自分の強みを人のために使う」素晴らしさを深く実感したきっかけがあります。それは私の、「考えることが好き」という強みについてでした。もともと放っておくと、いつも何かしら考えている私ですが、それは、自分自身のためだけに使っていました。物事を解決する方法を深く考えたり、やるべき仕事の意義をしっかり考えることで目的を見失わずに取り組むことできたり、と自分として役立てていました。あるとき、その考えたことを周囲のメンバーとたまたま共有したとき、何気なく言った言葉に皆が「とても役立った」「そんなこと考えたこともなかったけどとても大事なことだと思う」などプラスのフィードバックをたくさんくれたことがありました。そのとき、自分としては当たり前に自分だけで使っていたのですが、人のために使うことで、こんなにも人に感謝され、人に貢献できるということを知り、とてもうれしかったのを覚えています。そこからは、いかに自分の強みを人のために使うか、ということを意識するようになりました。これは「人のため」というより、人のためになれることが喜びである自分のためです。

 皆さんも同様に、是非強みを人のために使って欲しいのです人のために自分の強みを使うことで、周りのチームメンバーの助けになったり、チームの雰囲気をよくしたり、パフォーマンス向上させるということができます。これは自分だけのためだけに使っているよりも影響が大きく、自分にも周りにも恩恵をもたらすことができます。

 

2.「人のために自分の強みと使う」とは?

 「人のために使う」というのは難しく考えなくて大丈夫です。例えば
・「なぜ?」が気になって原因を探るのが好き→その探った原因を他の人にも共有する、どうやって原因を探るか教えてあげる
・人それぞれの違いを知るのが好き、特徴をよく見ている→その人の特徴にあった仕事や役割を任せる、自分が知っているその人の特徴を本人にフィードバックする(それによって本人の自己理解が深まる)
・人とのネットワークを広げていくのが得意→そのネットワークを他のチームメンバーたちに共有して視野を広げてあげる
・目標を設定し優先順位付けをするのが得意→他者の目標設定や優先順位付けを支援する

など、自分の中だけにあったことを他者と共有する、やり方を教えてあげる、というのがまさに「人のために自分の強みを使う」です。

 あなたの強みはあなただけのものです。だからこそ、周りの方と分かち合うことで、自分も周りにも恩恵をもたらすことができます。ぜひ自分のためだけでなく、周りの方のために使うことを意識してみてください。そうすることで周囲との信頼関係も深まり、成果も出て、心からの充実感、幸せを感じることができるはずです。

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