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第48回 強みはあなただけのステキなチャームポイント~自分の強みを認めて使っていけば自信が高まる~

 わたしがキャリア相談を受ける中で、「自分の強みが分からない」と言う方は少なくありません。そのようなときは、これまでの経験を伺ったり、場合によってはアセスメントを活用するなどして、ご自身の強みを一緒に発見し、その強みについて理解を深めていきます。過去の経験を思い出し、そこで何を考えどう行動したか、どう工夫したか、難しかったことをどう乗り越えたかなどを振り返っていくと、少しずつ強みの輪郭が明らかになってきます。

ちなみにここで言う強みとは、特別な能力やスキルではなく、例えば
・行動が早い
・過去の経緯・背景が気になる
・未来のビジョンにワクワクする
・いろいろ集めたい
・「なぜ?」が気になる
・一人ひとりの違いが分かる・気になる
など、これらすべて強みです。
 「このプロジェクトがうまくいったのは、“そもそもなぜこのプロジェクトをやるんだっけ”というところに立ち返って本来の目的から考えられたからだ、そうやって過去の経緯や背景が気になってそこからしっかり考えられるのが自分の強みだ」そんな風に本人として「これが自分の強みだ」と納得できると、自信をもってその強みを使っていこうという気持ちになっていきます。

 ただときどき、自分の強みを知っても、「それは確かに強みなのかもしれないけど、でもそんな強みなんて大したことがない」と言う方がいらっしゃいます。よくよく話を聴くと、他の人はもっといい強みを持っている、自分の強みは大して役に立たない、と他の方と自分を比較して自分の強みを認められず、他の方の強みの方がいいものと思っているようなのです。

 その気持ち、分からなくはありません。これが自分の強みだと言われても、この強みじゃなくて、あの人の持っているあの強みの方がよかったのに~!そう思ってしまっているのですよね。わたしもそう思っていたことがありました。

わたしの強みに「人の気持ちを感じ取る」というのがあるので、チームみんなの気持ちを大切にしながら物事を進めていくようなときには本領を発揮しますが、大勢の前で話をするときなどは、たくさんの人たちがそれぞれどう感じているのかが気になって、なかなか自分の言いたいことが言えず苦しい思いをしていたことがありました。だから大勢の前でも堂々と分かりやすくお話をされるような、言葉が巧みで発信力に強みをもつ方をとてもうらやましく感じていました。
でもあるときふと思ったのです。大勢であろうと何だろうと、聴いているのは一人ひとりの人間なのだから、自分の強みを以ってしてその一人ひとりの気持ちを感じ取り、大切にする意識をもって話をすればいいのだと。そこからは他の人をうらやましがるのではなく、自分の強みを認めて、自分の強みを活かすことに注力するようになりました。結果として自分なりのスタイルで自信をもって発信ができるようになってきました。


皆さんは、人と比べて、「あの人の強みはすごいなぁ・・・、自分はああはなれない・・・」などと思っていませんか?

 そんなときは、あなたがもつあなただけの強みにぜひ目を向けてみてください。なんだか知らないけどそう考えてしまう、そう感じてしまう、そう行動してしまう―。それらはすべてあなたの強みであり、あなただけのステキなチャームポイントです。その大切な強みの素晴らしさを知って、認めて、ぜひいろいろな場面で活かしてください。

自分の強みを知って、使いこなしていけば、エネルギーがどんどん湧いてきて、自然と自信も高まっていきます。

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