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【旅行記】マレーシア・クアラルンプールひとり旅2~マレーシアの英語・KLIA2→高速バス→KLセントラル駅→MAYAホテル→観光センター→初Grab~

先日、人生初の海外ひとり旅に出かけてきました。


【空港からバスでKLセントラル駅へ】

クアラルンプール国際空港から市内の中心地までは、車で1時間ほど、電車で30分ほどとのこと。マレーシアはGrabという簡易タクシーが盛んだ。

Grabで市内へは2千数百円、電車で2千円弱、バスで500円ほど。

ネットで見た情報より少しずつ高かった。料金を頭割りできる数人の旅ならGrabも良いけれど、1人なので、ここは節約でバスを選択。YOUTUBEなどでみたら結構きれいだったからお得かなぁと。

チケットは全て自動の券売機になっていた。買い方の動画がずっと流れていて、どこかの国のマダムの隣でずっと見て、いざ。
 行先と時間とバス会社を選ぶと、座席も選べてまるでPCで飛行機の予約をするような感じで、とても近代的な整ったバスのシステムだった。
 クレジットカードを差して購入。マレーシアはタッチするクレジットカードが主流で、差すクレジットカードは、現地にしてはちょっと時代遅れで、最後までやや使いにくかったです。

無事、チケット発券完了。ゲートを通り待合所へ。
チケットには出発時間ともう一つ時間が書いていて、その時間になっていたのでインド系の男性スタッフに聞くと、ここで待つようにとのこと。

色んな国の人が待合所にはいたけれど、日本人は私だけだった。しばらく待っているとバスが到着したようで、さっきのインド系スタッフが大声で叫び始めた。何を叫んでいるのか全く分からないがとりあえず前に行ってみると、行先を叫んでいるようだった。どうやらマレーシアの英語は、マレー語の発音のまま話す人も多いみたいで、しばらく考えないと分からない。

私の行先のKLセントラルが呼ばれて、バスまで進み、荷物を車体の真ん中に自らいれて、乗り込む。

全然きれい!!!

若いころよく夜行バスを利用したけれど、そんな感じのリムジンバスで大きなバスだった。乗車は穏やかな人々ばかりで不安もなし。
日本人の皆様にも、全然おすすめです! 少人数旅の方は是非!

待合スペースも近代的で、ごみひとつ落ちていなくて居心地よかったです。


【マレーシアの英語】

 マレーシアの英語は、正直言うと、旅の最後まで、何度聞き返しても分からないことが多々あり、個人差があるものの発音のクセが強くて、攻略するに至らなかった。同じく日本人のカタカナ英語も、自信をもってやり切ればそれはそれでいいんじゃないのかなと、マレーシアの英語を聴いて思いました。

 色んな所の放送や、Grab内での会話など、耳を凝らして一生懸命に聞いてみて、下記の特徴があるのかなと自分なりに解釈。

1.Rの音が消えて、小さい「ツ」になる
2.Tの音がChになる
3.長い音が詰まって短くなる
4.母音がすべてハッキリとした音になる
5.2重母音がすべてハッキリとした母音1音と小さい「ツ」になる。

具体的には、aとeの間の音(ex. apple のaとか、marry のaとか)はハッキリとカタカナの「エ」になる。ou、er、みたいな音は、はっきりとした1音の母音になる。そんな感じがした。ま、私が聴いた感じで、ですが。


【高速バスでKLセントラルへ】

 高速バスが定刻にていよいよ出発。バスは程よく多くの人が乗車していた。私の座席の横1列、私しか座っていない。快適。

 しばらく走って、座席を倒してみようとレバーを引くと、思いのほかパカッとに後ろに倒れすぎて焦る。振り返るとすぐ後ろに人がいた!!!!
「あ~~~、I’m sorry~~~~」本当に申し訳ないひそやかな声になった。     
 その方はとっても可愛いインド系の女性で、長いくせっけを金髪に染めて束ねている、おしゃれな20歳ぐらいの小柄な方だった。 
「It's OK!」
くりくりっとした目で、本当にぜんぜん大丈夫ですよという感じで、そのおおらかな空気感と懐の深さに、本当に許された感じがして、日本では感じたことがない、これが許すという事なんだ、と思うぐらい(大げさだけれど、本当に)素敵な空気を感じて、心から感謝した。

優しい…。

彼女は降りる時も私を先に行かせてくれた。本当に優しい大らかさに感動していた。本当にありがとうでした。

KLセントラル駅にて。

【KLセントラルからホテルへ】

KLセントラル駅は、日本でいう東京駅のような所。マレーシアの移動アプリ[Moovit]を入れて行ったので、それで行き先を見るものの、どう乗ればよいのか分からない。そういえばYOUTUBEでもみんな電車が分かりにくいと言っていた。

何が分かりにくいか、行ってみて感じたのは、

1.アプリの表示の各路線の色が表示の看板の各路線の色とリンクされていない。
2.アプリの路線名の小さな表示が大きくできず、小さすぎて似た路線名のどれなのか目視で判別できない。
3.各路線の名前の略称が似ている。
4.行先の駅名に馴染みがない。発音が分からない。

この4点。初めてだから仕方ないけれど、難しかったです。割と知らないとこに行くのは大丈夫な方なのですが、歯が立たず。
 ここかなと思うところで、きょろきょろウロウロしていると、ムスリムの女性駅員さんが話しかけてくれたので、アプリの画面をみせてここに行きたいんですけど、というと、そっちの改札ですよと教えてくれた。
 次は、初めての券売機、押しても動かない。。とあたふたしてたら、また別の方が来てくれて、動く方の券売機に移動して、こっち、ここ押して、ここ押して、と最後までやって下さった。助かりました。

無事、初電車に乗り込む。ホームドアがあったりして、日本みたい。電車は、羽田空港へのモノレールみたいな、真ん中にも席があるタイプの電車。車内はきれいで、平和な空気でぜんぜん怖くなくて安心した。

マレーシア用に入れて行ったアプリ。左上のTripadvisorは旅の計画を立てるのに便利だった。


【徒歩でホテルまで】

 電車は、本当は乗り換えてあと一つ乗る予定だった。でも、乗り換えで降りても、例によってアプリの路線の色、看板がリンクしていない、駅の看板の表示が途中で消える、、で、一旦駅から出てしまって迷う。戻って駅員さんに聞くも分からず迷ってくたびれていると、駅の前の大通りが、ホテルのある通りと同じ名前の「アンパン通り」だと気付く。
これ歩けるやん!と思い、遠くにランドマークのペトロナスツインタワーが見えたから、方角はこっちと分かった。

ガタガタ歩道、車はビュンビュン、バイクも多い、なかなか猛スピードで沢山の車が走っている。2WAYの旅行バッグを転がさずに、リュックにして背負って歩くことにした。気を付けて歩かなきゃと、ちょっと緊張した。



【MAYA HOTEL到着】

13:40 MAYA HOTEL 到着。なんだかんだ歩いたり迷ったりして、空港から2時間かかったのかな。
フロントにいって、「今日予約をしてます」というと、なんだかアメリカ映画に出てきそうな人形のようなコミカルな雰囲気のインド系のおじさんが特徴的に首をかしげながら、私のパスポートを手にパソコン画面に無言で打ち込んでいる。観光税を1000円ほど求められた。
マレーシアはお金を支払う時、右手でやらなければならない。右手で紙幣を渡すと、先方はおつりは右手に持ち、左手を右手の肘にさっとあてて、ピシッと型を決めて渡してきた。韓国ドラマでよく見る韓国の人のしぐさと同じ動き。それが少々、きびきびハッキリしてる感じの動き。

すぐチェックインできた。

当初の予定では、15時のチェックインまで、荷物を預けて観光する予定だったから、駅では迷ったけど、早くホテルに入れて結果オーライだった。
ラッキー。

MAYA HOTELの前で撮影。KLCC にもブキッナナスの駅にも近く主要な場所へのアクセスがとても良かった。


【右手を使うマナーと左利き問題】

私には一つ心配なことがあった。

マレーシアのマナー、人とのやり取りは右手を使う、左手は不浄の手だから使わない、指を差さない、人差し指を延ばして示さない、人の頭を触らない。動画で学んでいた。

私は左利きで、幼いころ矯正された「書く時」と「食べる時」以外は完全に左利きなので、左手を使ってしまったらどうしようと、その点だけが心配で、オンライン英会話でマレーシア人に幾度か聞いていた。
 その回答は、マレー人は手で食べるのだけど、素手で食べる時に左手で食べていたら、みんな「え??」って思うって。両手でスプーンとフォークを持って食べるなら左手を使っても大丈夫って回答だった。
 ま、大丈夫っぽい感じの回答だったけど、実際に現地では、どっちの手でお金やクレカを出すのかで相手の対応がうっすら変わる事をそのあと知ることになる。
 マレーシアは左利きには少々注意を要する社会だった。街は優しかったけど、何気に神経を使った左利き問題だった。

日本に帰ってきてほっとしたのは、英会話の事より無意識に出てしまう左手の事だったかもしれない。優しい皆さんに失礼な事はしたくないのに、注意が足りずにやってしまった時は、残念な気持ちだった。


【ホテルの部屋】

部屋はかなり良き!今回は全編自由行動のツアーなのですが、飛行機代とホテル代のバランスがおかしいひとり旅。今回は1名ということで、ホテルの追加料金が1泊1万円。もったいないですよね~。もっと上手なやり方があったはずと反省しましたが、もう楽しむより他ないと今回は開き直りました。いやぁもっと上手にできたな、多分。

しかしながら、旅行代理店を挟んだ事で現地で何かの時に頼れるというのもあり、初めてのひとり海外旅は安心感を優先で良かったかなとも考えました。


【マレーシア・ツーリズム・センター】

ホテルから100メートルのところに観光センターがあり、そこで毎週火曜日と水曜日は伝統舞踊のショーがあるとガイドブックで見つけていたので、行ってみた。15時からのショーで、いろいろぐずぐずして15時にホテルを出た。

ホテル前の信号がなかなか変わらず、見ると黄色で点滅しているから自分で見て渡るタイプのよう。交通量が多くて渡れるタイミングがない!ほかの横断歩道へ行ったり来たりしている間に10分ロスしてしまった。

観光センターのドアを開けると、警備の服を着た大柄のおじさんが、大きな声で何か言って来た。
「え??」聞き返すと
「ダンス?」という単語だけ聞き取れたので、
「イエス!」というと、立ち上がり、こっち、と言って案内してくれた。
「もう10分すぎちゃったね~」みたいに言って、
「どこから来たの?韓国?」ときかれたので、
「日本!」
「どうぞ、楽しんでね~」と優しい対応。うれしい。

ムスリムの小学生の修学旅行の団体とその他、海外からの観光客と一緒だった。陽気で楽しい舞踊をみた。
 常夏の国では、以前キューバに行ったことがあるのだけど、キューバの曲には、短調の音階がよく使われていて、明るい中にも少し物悲しい感じがした。一方、マレーシアの音楽は「陽」しかなかった。元気で可愛い、楽しい伝統音楽なんだなぁと、音楽の朗らかさと舞踊家の皆さんの笑顔のパフォーマンスが心地よかった。

この国の人々は、笑顔をとても大切にしているのだなと感じた。

動きが滑らかで色気があって素敵。ちょっとだけ沖縄の踊りにも似ていました。
修学旅行生。シャッターを押すときの掛け声で、子供たちが声を合わせて「マーレーシャア!!!」と言っていて、なんだかグッと来てしまった。


【初Grab】

マレーシアでタクシーよりも安い料金で利用できる「Grab」を初めて呼んでみることにした。アプリの設定や支払いの登録は日本で準備済。携帯の位置情報をオンにして、行先を入れるだけ。料金もあらかじめ分かった上で予約できる上、現金のやり取りはない。近くにいる車を選ぶと、ここまで来てくれる。あらかじめ行先の住所も、携帯のメモに張り付けてきたのでコピペするだけ。

今回の旅は、スマホやYOUTUBE、システムの進化などで、本当に不安なくスムーズに旅が進んだ。これはひとり旅にとっては大きなポイント。

Grabを指定して、こっちに向かっている車の位置情報をガン見しながら、どこで待っていたら良いのか、ウロウロしていたら、観光センターの警備員のおじいさん2人に、
「どうしたの?」と声を掛けられる。
「今、Grabを待っているんですが、このメインエントランスってどこに立ってたらいいんですか?」
「じゃ、こっちおいで。ここに、この向きに立ってたらいいよ。」
「あ、車がきたよ~」
「ありがとうございます!!」
くしゃ~っとした屈託のない笑顔で、ニコニコ見送ってくれた。いやぁ~優しい。みんな、なにかしら世話を焼いてくれようとするってYOUTUBEで言っていたけど、本当にその通りで、想像をはるかに超える親切な人々。いちいち感動していた。

Grabに乗り込む。打って変わって愛想のないドライバー、HELLO!!のあとは、沈黙。なのにGrab アプリのチャットからはメッセージがくる。言葉を発さずに同じ車内でメッセージだけって、「今時なのか、この人は?」と思っていたら、それは後から分かった、自動メッセージだった。笑笑。

着いた時、そのまま降りるのが、ちょっと不安で、
「あの~、質問いいですか?Grab使うの初めてなんですが、支払いは自動なんでしょうか?」
「自動だから、そのまま降りて大丈夫ですよ」とのこと。
お金を出さなくていい、先に料金が分かった上で乗る、料金はかなり安い。便利すぎた。日本にもあればいいのになぁ。

この後は、日本の渋谷・原宿のような場所ブキッビンタンへ。

(つづく)

お読みいただきありがとうございます!!



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