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QAエンジニアは開発者の反発ではなく開発者の遠慮を取り除くのに腐心しているかもしれない

この記事はなんらかのメッセージや主張というわけではなく、雑記です。

ちょっとわけあっていろいろ調べ物をしているなかで、以下のスライドが目に止まりました。

「テストは単純作業ではなく創造的な活動だ」という意識を浸透させた物語 #RSGT2021 / Testing is the creative activity - Speaker Deck より

これ、自分も一人目QAやっててすごく「うわー、あるあるー」と思う場面です。

開発者から「品質について相談のって」と言われるのは、QAエンジニアとして基本的にはありがたい限りです。

ところが、なんでかこの「工数取らせちゃうと悪いので」というふうに言われるんですよねー。
いつも「忙しかったり無理だったらちゃんと言うので、とりあえず思うままに投げて!」と言ったりしてます。

QAエンジニア的には、なにか開発プロジェクトがあったらなるべく早い段階から参加して情報得たい、と思うところです。が、開発者的にはそれが「必須でないMTGに出させている」ような感覚になるのかもしれません。キニシナイデヨンデ

じゃあどうすればいいの

というのをいつも考えて、いろいろ試しています。

これはQAだけでなくマネージャにも通じることですが、ひとつは「良い意味でヒマそうにする」のが必要です。「いつでも呼んで!」と言いながらカレンダーが毎日MTGで埋まってる、とかだと、そもそも呼べないですよね。
なのでカレンダー上の空きを作ることや、そうでなければ「調整可」を明示しておくのが良いですよね。
あとはチャットツールの分報に頻繁につぶやいているとヒマそうやなこいつって思ってもらえるかもしれません。

あとはQA側からグイグイ行くこと、ですね。こっちから「定例参加させて!」とか「ちょっとMTGしようぜ」と言ってその場で予定入れちゃう、くらいがちょうどいいように思います。

そのほか、声のかけやすさも大事です。偉そう、気難しそう、な人には誰も声かけてくれないので・・・なるべく偉そう感なく、気軽に声かけができそうな雰囲気を醸し出し続けるのが良いと思っています。相手が年下でもタメ口きかない、とか。

昔とまた少し事情が変わってきているなと感じるポイント

これはデータに基づかない個人の感想ですが・・・
一昔前だと、テストエンジニアが「開発にナメられないように」と意識したり、あとはQAエンジニアがなにか施策等をするのに「開発に反発されないように」と気を配ったりする様子があったように思います。私の近傍では見ました。

個人的にこういうのがあまり好きでなく、なんでわざわざ対立方向に持っていくんだろう、と思っていました。「開発者にバグを直させる」とか「品質の価値をわからせる」みたいな言い回しが嫌いでした。

ところが、これは世の中が変わったのか、近傍が変わったのかはわかりませんが、今はそういった対立を見る機会はないように思います。私の身の回りでは、ですね。

むしろ逆に遠慮されていたりすることのほうが多く、今では「いかに誠意ある対応をしてもらうか」ではなく「もっとぞんざいでいいよ!気軽に相談して時間とって!」と伝える努力のほうがやっているかもしれません。

みなさんの周りではどうでしょうか?


ありがとうございますありがとうございます